« 2003年12月 | メイン | 2004年02月 »

2004年01月のバックナンバー

2004年01月01日

あけまして おめでとうございます。

 午前6時30分、根津神社境内にて・・・。
元旦の朝、根津神社ラジオ体操会の皆さんと元気にラジオ体操。

 私の1年の始まりです。もう10年近くもそうしてきています。

このラジオ体操、私はお正月と夏休みくらいしか参加しないのですが体操会の人達は365日毎日この境内に集い、 ラジオを置いて朝の体操を励行しています。

 だから、齢を重ねても健康で元気な人ばかり。

 あやかりたいものです。

 今朝は体操を終えた後みんなで神社本殿を参拝。
宮司さんから新年のあいさつを頂き、御神酒を頂戴して帰ります。

 実に縁起の良い1年の始まりだと氏神様に感謝しています。

 殊に高齢者の人達にとってはこうした「御加護」を頂いているという「安心感」が健康を守っていくうえでの「自信」 につながっているのだと思います。

 何かと「不安」や「不信」ばかりが募る世の中になってしまいましたが、今年はそれらをなんとして、こうした区民の「安心」と「自信」 に繋げていかなければならないと強く感じます。

 そんな思いを胸に今年も精一杯前進していくつもりです。
 よろしくお願いします。

 あけましておめでとうございます。

2004年01月04日

活動開始です。(後援会初詣)

 元旦から3日までは、プライベートで過ごしました。
今日4日は恒例の「後援会成田山初詣」の日。今年で9回目を迎えます。

 実質的な活動開始の日です。

 バス2台で、成田山新勝寺へ後援会の皆さんと共に・・・。
天候にも恵まれ、渋滞に巻き込まれることも無く無事参拝を終え昼食場所の成田ヒルトンホテル到着。

 そこで新年の挨拶も兼ね、今年一年の抱負や活動についてお話しさせていただきました。

 一年の始めを、気持ちをリセットし、仏様の前で手を合わせ、思いを新らたに進んでいくことを誓う・・・。 多少古臭いと思われるかも知れませんが自分としてはこの1月4日という日をとても大切にしています。

 成田山の守り本尊は「不動明王」。そしてその心は当に「不動心」。

 磐石の上に立つ不動明王のように、私自身も「不動」の心を持ってしっかりとその活動を根付かせていきたいものです。

2004年01月06日

文京区年賀会。

 役所は昨日が仕事始め。
今日は、恒例の文京区主催の年賀会がスポーツセンターで開催されました。

 区関係者や区民代表など700名ほどが参加。

 式典では煙山区長・東村区議会議長がそれぞれ挨拶。
今年は区民栄誉賞と企業市民栄誉賞の授賞式があわせて行なわれました。

 区民栄誉賞には元東京大学総長で病理学の権威である森 亘氏。企業市民栄誉賞には新社屋改築に伴い、 ホールや博物館などの施設の開放に貢献された凸版印刷株式会社が受章されました。

2004年01月07日

1月末まで・・・(新年会日程。)

 今日あたりから区内各地で、地域や各団体の新年会が始まります。
私達議員もそうした新年会にご招待を受け出席。これからほぼ毎日、今月末まで新年会廻りが続きます。(胃と肝臓が勝負か・・・?)

 今日は千駄木二丁目西町会の新年会が東天紅で開催。出席しました。

 出席者は約150名。町会の新年会としてはかなり大規模です。

 昨年は町内でも空き巣やピッキングなどの犯罪が起こり、秋口から警察署に協力を得て「防犯講習会」を開いたり、 防犯部による巡回パトロールを行なったりと対策を講じてきたところ。今年も引き続き治安の維持を重点に置き、 町会運営に力を注いでいくと井岡町会長さんからも挨拶がありました。

2004年01月09日

観光協会初詣。(今年2度目の成田山へ・・・)

 例年恒例の文京区観光協会主催「初詣」。
煙山区長をはじめ、区議会からは正副議長・各会派幹事長が招待されました。私も新生クラブを代表して参加。

 成田山新勝寺を参拝。(今年もうすでに2回目)昼食懇親会の後に佐原にある香取神宮へ立ち寄りました。私は初めてでしたが、 なかなか立派な神社でした。(写真は香取神宮で・・・)

 話は変わりますが、文京区は六義園や後楽園などの名園をはじめ、歴史的資源に大変恵まれたところ。 文豪の地でもあり今年は5000円札の顔ともなる樋口一葉も文京区がゆかりの地。
 そんな中、文京区も観光協会も観光客の誘致に懸命です。今年度から始まった「観光タクシー」や観光マップ(散歩道)の作成など・・・。
効果のほどはまだまだのようですが、いろんな試みをしてみるのが大事だと思っています。

 観光協会が中心になって、今年も新しい企画が打ち出されるようです。
期待しつつ、私も今年から観光協会の会員になって協力していこうと思っています。

 初詣は午後5時にバスが文京区役所へ到着。
その後、6時30分より文京区体育協会主催の「スポーツマン新年の集い」に出席。

 明日は夕刻2箇所、新年会を廻ります。

2004年01月10日

同じ会場・同じ時間なので・・・。

 今日は2件の新年会に出席しました。
私の事務所のある根津藍染町会の新年会。そしてその隣接町である千駄木二丁目東町会の新年会。

 ふたつとも、毎年1月10日午後6時からと決まっていて私にとっては掛け持ちになるわけですが、 偶然にも会場も弥生会館と同じであるため移動に時間がかからず大変助かっています。

 しかも今回は2階の宴会場で室が隣り合わせ・・・。ラッキーでした。

 下町の新年会はとても賑やかです。写真のように「獅子舞」が登場したり、お囃子やカラオケなどに興じたりと・・・。
この勢いで今年1年も乗り切るぞ!そんな雰囲気と意気込みを感じます。

2004年01月11日

今日一日。

 日曜日にも関わらずかなりハードなスケジュールでした。

10:30~12:00 本郷消防団始式(シビック小ホール・写真)
12:30~14:30 西千タイガース餅つき大会(汐見小学校校庭)

15:00~17:00 バスケットボール練習試合(根津小学校体育館)

18:00~18:45 民謡「稲葉会」新年会(三河島一龍会館)
19:00~21:00 本郷消防団4分団新年会(成光亭)

2004年01月12日

立派な式典でした。(はたちの集い)

 昨日来の新聞報道などでは今年の成人式も各地で「荒れた」ような・・・。
12日の今日、文京区でも恒例の「はたちの集い」がシビック大ホールで開催。

 一言。「厳粛で立派な式典だった。」と思います。
会場はほぼ満席。服装もまとも。周囲に迷惑をかけるような騒ぎもなし。ホールでたむろする集団も皆無でした。

 文京区ではここ数年こうした様子が定着しています。

 アトラクションでは最近人気上昇中のアカペラグループ「Baby Boo」によるコンサートが・・・。
これもまた、なかなか良かったです。

 この時期テレビでは成人の日の若者の暴挙が何度も映し出されます。
あのような形でしか自己表現できない彼をとても哀れに思います。なんだか怒る気にもなれない・・・。

 私も20歳の頃はずいぶん無茶もしたし、先輩に諌められるような事もありましたがしっかり反省すべきことは反省し、 大人としての自覚を培ってきました。
しかし、今のあのような若者達はどうだろうか・・・?
40歳になっても50歳になってもあんな感じじゃなかろうか・・・?

 日本の将来にやや不安を感じます。
 文京の青年達には是非、そうした不安を払拭し、日本をリードするような立派な誇れる人材に育っていってもらいたい!強く感じます。

2004年01月14日

しばれました・・・。(寒波到来の日、私の一日。)

 どこかの方言で「しばれる。」という言葉を耳にしたことがありますが、 そんな言葉が身にしみる寒い一日でした。

 そうした中、私の今日一日は・・・。

 8:30 自宅を出て南北線で区役所へ直行。(9:00登庁)

10:00 来客 支援者の原田氏がわざわざ年始の挨拶に来てくれました。原田氏は私と同世代。 近々そうした同世代の知人を集めて会合をセットしてくれるとの事。ありがたいお話です。

10:30 会派幹事会 会派の幹事団で会議。
今後の議会運営や、会派内で協議すべきことについて事前打ち合わせ。
(正午、区役所から池ノ端文化センターへ都営バスにて移動。)

13:00 本郷鍼灸あんま・マッサージ指圧師会 新年会に出席。
会員・来賓合わせて50名ほどが参加。内輪にての和やかな会に、日中ということもあり私はほとんど飲酒せず。 (乾杯時にビールコップ半分程度)

15:20 池ノ端文化センターから徒歩にて根津の事務所へ。(あまりの寒さに歩きを後悔・・・15:45 事務所へなんとか到着。)

15:50 現在調査中の案件について関係機関へ電話で問い合わせ、資料整理などで1時間ほど費やす。(16: 50兄の経営する会社へ向かう。)

17:00 兄の会社にてホームページmasashi-netリニューアルの打ち合わせ(写真)。
私のホームページの運営はウェッブ関係を手がける兄の会社のスタッフのみなさんがボランティアで協力してくれています。
メンバーは栗原氏・奥村氏・野平氏の3人。今回のリニューアルでは野平氏の作成してくれたいくつかのサンプルのもとに協議。 思い切って冒険してみてはということで一致。シンプルであるという軸は崩さず、デザインは大幅に変えていくつもりです。 2月初頭を目途にリニューアルを予定していますので乞うご期待・・・。

18:00 本駒込の支持者宅を弔問。ご主人が年末に御逝去されていたことを昨日知り、 御無礼ながらお伺いをし焼香させていただきました。
(18:30徒歩にて自宅へ戻り、着替えて汐見小学校体育館へ。)

19:30 汐見小学校体育館にてPTAバスケットボール部の定例練習。
PTA連合会の大会が間近に迫っていて、練習にも気合が入ります。
今日は思いもかけず、高校時代のチームメートである宮田正公君が助っ人で参加してくれました。

 彼は白山在住、誠之小PTAでプレーしています。私は高校卒業後ブランクがありましたが、彼は大学・ 社会人とバスケを続けていて私とレベルはもう段違いです。そんな彼が練習後一言。「おいナベ怪我しないように気をつけろよ、 もう昔とは違うんだから。何だか見てて危なっかしいぞ・・・。」

 当時いっしょに汗を流し頑張ってきた同士のアドバイスはさすがに説得力があります。謙虚に受け止め用心しなければ・・・。

21:00 帰宅 その後ひとっ風呂浴びて遅い夕食を。 今日は夜の新年会がなかったので休肝日と思いきや我慢できずビールを飲み干してしまいました。

23:00 パソコンに向かい「まさし日記」の更新を。
今日はやや長くなってしまいました。(0:00 更新終了。)

 明日も寒さが続くとやら・・・。風邪をひかぬようよう頑張りましょう。

 つれづれなるままに綴った今日のこの日記。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 おやすみなさい。

2004年01月16日

合同賀詞交歓会(産業連合会・商工会議所)

 文京区産業連合会、 並びに東京商工会議所文京支部の合同賀詞交歓会が東京ドームホテルでこの日行なわれました。

 文京区のビジネス界を担う両会、毎年新年賀詞交歓会も合同で開催されています。文京区には(株) 東京ドームをはじめ東証1部上場企業も数多くありますが、やはり中小企業が中心。

 地場産業である印刷や医療機器を中心に、多種多様の中小企業が区内各地に点在、 長引く景気の低迷に伴いやはり厳しい経営環境を強いられています。

 そうした中、今日の交歓会も景気回復を期待し、希望をもって頑張ろうと意気は上がりましたが、やはり先行きは不透明・・・。

 今はただ我慢と努力の時期なのでしょう。

 文京区でも区民部経済課が所管となり様々な施策に取り組んでいます。
特別融資・少人数私募債・空き店舗対策としての「チャレンジショップ事業」などなど。

 とはいえ限られた財源のなかでの施策にはやはり限界があります。

 日本の元気を支えてきた中小企業が今最大のピンチを迎えています。
個々の事業者が自助努力をしていくことが前提ですが、現場に直面する地方自治体が現実を正しく判断すること。そしてそうした現状を吸い上げ、 政府がその責任において効果的かつ具体的な対策を講じていかなければなりません。

 ボトムアップで上昇軌道に・・・。

2004年01月19日

台東区へ・・・。

11:00 元台東区議会議員(故)東本竹治氏(享年80才)の葬儀に参列。
   東本氏は私が代議士秘書をしていた時にお世話になった方です。ここ
   数年は年賀状のみのやり取りでしたが・・・。とても残念です。

12:00 同じく台東区議会議員青柳雅之氏と待ち合わせ昼食を共に・・・。

13:00 青柳氏とともに台東区役所へ、保健福祉部岩仲保護課長を紹介いただ
   き現在調査中の案件について話を聞きました。

14:30 青柳氏の所属する台東区議会区民クラブを訪問。同会派は若手の議員
   が多く活気があります。青柳氏のほか伊藤まんたろう幹事長、水島議
   員・中山議員などと懇談。

15:30 地元文京区に戻り、弥生町の支持者宅を数軒訪問。

17:00 本郷ライオンズクラブ40周年記念誌委員会に委員として出席。
   40周年記念誌の編集会議を行ないました。

18:00 根津弥生七ヶ町町会連合会新年会に出席。

2004年01月21日

社会福祉法人設立へ。(桐親会のチャレンジにエール!)

筑波大附属大塚養護学校の保護者の会である「桐親会(とうしんかい)」。
私自身ご縁があって、もう5年以上のお付き合い、その活動のお手伝いをさせていただいています。

 昨年は念願の作業所「工房わかぎり」を小石川に開所。文京区の補助も受け、現在10名以上の障害者たちが通所。 順調に運営されています。

 今日、会長である藤田万里子さんらと今年になって初めて面会。
 近況を聞かせてもらいました。

 嬉しかったのは、桐親会が新たなチャレンジを決意したこと。

 昨年から東京都ではじまった「小規模作業所・生活寮開設促進事業。」に参加するというお話でした。しかし、 この事業で都から補助を受けるためには社会福祉法人であることが条件。 社団法人である桐親会は社会福祉法人へ新たに生まれ変わらなければなりません・・・。

 これが大変難しい。基本財産や施設の状況、運営などについて行政の厳しい監督がおよびます。

 今日、現在の桐親会の運営状況や財務などについてもお話を伺いましたが、 社会福祉法人設立への条件も充分にクリアできるほどの力量も備わっているように私は感じました。

 この事業が成功すれば、桐親会や文京区にとっても障害者施設の大きな前進となるわけで、是非とも成功してほしいと念願しつつ、 私も精一杯応援していきたいと思っています。

2004年01月23日

会議・面会・新年会と。(役所から・・・)

 朝から会議・面会と役所で仕事をしました。夕刻よりは地元の新年会へ・・・。

10:00 議会運営委員会 本年第1回区議会定例会の会期日程などを決定。

10:30 幹事長会    田口議員の会派離脱に伴う今後の議会運営について協議。

11:30 茗荷谷駅前地区市街地再開発準備組合 岸副理事長らと面会
12:00 文京区身体障害者連合会 佐藤会長と面会

13:00 会派勉強会 来年度予算について会派で検討会

16:00 区設真砂市場、日吉國男氏と面会。一葉を記念してのイベントについて。
(写真)
18:00 千駄木二丁目西町会青年部「新年会」に出席。

2004年01月24日

結果は1勝3敗に。(PTA連合会バスケットボール大会)

 待ちに待ったP連主催のバスケットボール大会。
幸い土曜日ともあって日中は時間が取れ、早朝より意気込んで会場入り(スポーツセンター)。

 今回で3回目になるこの大会、今年も20校近いチームが参加。日頃の練習の成果を競い合いました。

 予選は4ブロックに分かれての総当たり戦、決勝はブロック代表によるトーナメント。私達汐見小バスケ部は、昭和・誠之・湯島・ 明化と予選で対戦
(写真は明化小戦)。

 結果は1勝3敗。予選敗退となりました。
どの試合も僅差での敗戦(対昭和2点差・対明化は同点によるフリースロー戦・対誠之10点差・・・)。

 しかしながら、弱小チームの私達が掲げたのが「まずは1勝すること」。
それに昨年大敗をきした湯島小に勝利できたことは大きな成果。
控え選手も充分でなく6名(女性4名・男性2名)で4試合はとてもきつかったのですが、満足感でいっぱい。

 来年にきっと繋がると思っています。

 私は夕刻会場を後にして自宅に帰り、着替えて「千駄木二丁目商店街振興組合新年会」に出席。その後、 バスケ部の打ち上げに合流しました。

 今年で1人娘が汐見小を卒業。同時に私もバスケ部を卒業しなければなりません。とっても残念ですが、 今後も時間の許す限り練習には参加しようと思っています。

 頑張れ、バスケ部!

2004年01月26日

新行革計画(いきいきプラン)固まる。

 昨年から計画の策定が進められてきた「新行財政改革推進計画(新生文京いきいきプラン) の最終案がまとめられ、各議員にその資料が送付されました。(写真)

 我が会派でもこの資料に基づき早速検討会を本日開催。

 同計画は平成16年度~20年度までの5年計画。その目的は健全な財政基盤の堅持と新たな区民要望への対応。 具体的には区職員数の見直し(削減)や施設の適正配置による効率化などなど・・・。

 昨年9月に「中間のまとめ」が議会に報告されましたが、その際私達会派としては「地域説明会やパブリックコメントなどにより、 計画に対する区民の声を充分に吸い上げ、計画に反映する。」よう要望してきたところです。

 今回の最終案ではそうした区民意見・要望も随所に盛り込まれているようです。

 計画案は30日に開催される「地方分権・自治制度調査特別委員会」で正式に報告される予定になっています。 その場で我が会派所属議意より、質疑ならびに会派としての意見を開陳する予定です。

2004年01月28日

傾いた万年塀・・・。

 写真は区内某所にある、工場の万年塀。
老朽化により塀の一部が傾き、道路電柱に寄りかかった状態。

 「大変危険ではないか」との地域住民の方に要請を受け対応しています。

 塀は基本的には個人のものであるので、強制的に直したり撤去したりできないのですが、 防災上の観点など危険と思われる場合は行政側から、所有者へ改善の指導は可能。 今回のケースも文京区建築課と所有者で協議がなされた上で対応されるものと思います。

 その他文京区ではこうした老朽化した万年塀や擁壁に対しての施策として、「生垣造成の補助」という事業を行っています。

 生垣は、地震による倒壊の心配もなく、狭い場所での緑化にも適しています。
文京区ではそうした古い万年塀などを生垣に変え、造成する場合には助成費の補助をしています。

 生垣造成補助の平成14年度の実績は11件(うちブロック塀撤去3件)、延べ80m(うちブロック塀24m)。 助成総額は1,312,000円でした。

2004年01月29日

アスベスト対策検討委員会報告。(厚生委員会より・・・。)

 本日、厚生委員会が開催され、平成11年に起きた「文京区立さしがや保育園アスベストばく露」 に関する健康対策検討委員会の最終報告を受けました
(写真は本日の委員会資料)。

 健康対策等検討委員会は煙山区長の諮問を受け、平成11年10月設置。

 会長は京都大学大学院教授 内山巌雄氏(アスベストの権威。)
 その他、学識経験者・専門から11名で構成。

○委員会の主たる目的は・・・。
①園児および関係職員のアスベストばく露量の推定および、健康への影響について
②ばく露を受けた者への健康対策について。

<最終報告の主な内容>
1.リスクアセスメント(ばく露量と発がんの確立)
園舎の改修工事により飛散したアスベスト量を推測するため、その当時の状況を再現し、シミュレーションを行った。(珍しいケース)
 シミュレーションによる測定値からばく露量を推定。不確実係数をかけた後、既知の医学文献に基づき評価。リスクの判定を行った。

2.推定ばく露量
国の指針では、アスベストをはじめとする発がん物質のリスクは、10万分の1(10万人に一人) を概ね基準にそれ以上である時は何らかの対策をとるべきであると考えられている。
 今回のばく露した園児等のリスクはばく露推計量から換算すると最大で10万分の6.3と推測され、また、 ばく露年齢が0~5歳という不確実要因も加わることから、今後何らかの健康面での経過観察が必要であると考えられる。

3.今後の健康対策に関する提言
健康対策におけるアスベスト関連疾患の定義としては
 悪性中皮種・肺がん・良性石綿(アスベスト)胸膜炎の3疾患とする。

潜伏期間は
 成人で10年後・園児については20年を概ねとする。

健康対策の対象者
 園児108名、保育園常勤職員25名、非常勤職員14名、その他2名。
 とする。

健康診断の開始時期および費用負担
 園児は2019年より成人職員については2009年より検診体制が必要。
 費用負担については文京区が負担すべきものと考える。

4.「さいがや保育園アスベスト関連疾患健康対策等実施委員会(仮称)の設置」
 上記の健康対策を実施するための委員会の設置を提言する。
 実施委員会は専門家などの参加のもと、30年~40年のフォローを実施。
 また、新たな知見に基づいて適宜実施事項の見直しも必要。

2004年01月31日

行革計画についての質疑。(分権委員会開かれる。)

 新行革計画(新生文京いきいきプラン)の最終案がまとまった事に伴い、議会での所管委員会である「地方分権・ 自治制度調査特別委員会」が開催。

 新行革計画についての報告と質疑が行なわれました。

 昨年、計画案の「中間のまとめ」が報告された際に私達新生クラブでは「地域説明会やパブリックコメントを経て、 可能な限り意見を反映すべき。」と要望。

 今回の最終案ではそうした意見が反映され、区民にも理解が得られる内容となっています。私達としては評価です。

 しかしながら、質疑においては一部の会派よりサービスの切捨てや質の低下を理由に計画に反対する意見が・・・。

 職員の削減に反対、施設の統合や廃止も反対、それに伴う民間委託にも反対。つまりは行革そのものに対してNOということでしょう・・ ・。

 私達が行革の推進を唱えるのは、ただ単に財政上の理由だけではありません。 時代が刻々と変化していく中で考えていかなければならないのは、そうした変化やその時々に区民のニーズに対応した行政サービスのあり方です。

 そういう観点からするならば、文京区の事業や組織、役割を果たさなければならない守備範囲など・・・今や大きな変革の時期、 いわば過渡期を迎えているのだと感じています。

 これまで行政が担っていた公的サービスのうち、民間(社会福祉法人・NPO・株式会社など) に委ねられる部分はこれを積極的に推進し、より質の向上を目指していくこと。そしてそれらの「公的責任」については、 文京区が最終的には負っていくこと。

 今後の基本的な行政のあるべき姿だと思っています。

<新行革計画の主な内容>
1.計画の実施による削減効果は5年間で90億円。
2.職員の削減数は5年で250人程度。
3.寿会館などの施設は地域活動センターなどと統合し、新たに世代間交流を目的とした「地域交遊館(仮称)」として再編。
4.廃止された寿会館については売却も視野に入れ有効活用へ。
5.児童館については根津・目白台第2を民間委託へ。
6.保育園については2園を民間委託へ、なお実施については今後6ヶ月程度の期間をかけ、保護者等と検討の場を設ける。

バックナンバー