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2001年12月のバックナンバー

2001年12月05日

知的障害者デイサービス事業(動坂福祉会館を視察)

 決算審査特別委員会の最終日にあたり、その成果を見るために区内各施設等の視察に行ってきました。 私は動坂福祉会館を視察したのですが、同施設では障害者の「親なき後施設」(身寄りの無い障害者の方々のための入所施設) として利用されていましたが、今年度より併設して「知的障害者サービス事業」を開始しました。
 この事業は、知的障害者のなかでも「ひきこもりがち」な方々等に通所してもらい、 施設での作業やレクレーションなどを通じて社会参画をしてもらうという事業
です。現在9名ほどの利用があるようですが、これまで閉じこもりがちだった障害
者の方々が、生きがいと喜びをもって通所されている様子を拝見し、この事業の成果を肌で感じました。今後はよりこの事業が充実をし、 多くの知的障害者の方々の頼れる施設となるよう望みます。

2001年12月07日

平成13年第4回区議会定例会閉会。

 本年最後の区議会定例会が、本日日程を終了し閉会しました。
出張所の廃止や、補正予算を含む16議案(区長提案)が原案通り可決されるとともに、昨年度(平成12年度、各会計) の決算も賛成多数で認定されました。
特に、決算審査についてはこの年「介護保険制度の導入や清掃事業の移管」という新たな責務も課せられ、歳出構造も大きく変化をしましたが、 区民に大きな不安を与えることなく移行が出来たことは煙山区長の区政運営を評価できると思います。
今後は、この年の決算数値の分析を怠ることなく、本年導入された「事務事業評価や外部監査制度」を充分に活かし、 次年度の予算編成の指針とするよう要望いたしました。

2001年12月08日

キーワード「意見書」

 地方自治法の99条には「議会の意見書の提出」が定められています。
議会は、当該地方公共団体の公益に関する事件につき意見書を関係行政庁に提出することができる。という文言で、具体的には、 区民の生活に関わる様々な問題に対し、それらに直接関係する公的な機関(国会、大臣、知事、市長ほか)に意見や要望を提出するものです。
文京区の場合は、意見書の提出については38名の議員全員の同意が必要です。
文京区議会としても、これまで数多くの意見書を関係機関に提出をしてきましたが、今区議会定例会においては、 「狂牛病の感染経路の究明や財政支援および情報提供など、一連の対策を求める意見書」と「乳幼児医療費制度を、 国の制度として創設をするよう求める意見書」の2つが、38名議員全員の賛同を得て、提出されることとなりました。

2001年12月18日

文京区財政の健康状態は?(バランスシートを読む)

 文京区では平成12年度より、「バランスシート」を導入しました。
民間企業ではバランスシートにより、負債と資産のバランスが明らかになります。
自治体もこれまでは、単年度の「現金主義」会計が用いられていましたが、バランスシートを作成することにより、住民の受益(資産)と負担 (負債)の関係が明らかになるという利点もあり、文京区では他の自治体に先駆け、「バランスシート」を導入しました。
その文京区のバランスシートを見てみると・・・。
 
 1.財産として4115億円(12年度末現在)
 2.債務として 606億円(  同上  )

あります。資産と負債の差額を正味資産とし、それが、プラスであれば一応「財政的健康状態を維持している。」と考えられます。
この点からみると、文京区の場合、正味資産が3510億円ほどあり、財政状態も健康であると思われますが、負債に対して、 その償還の財源となる流動資産や投資資産が少ないことや、普通財産の中でも売却できるものが、 あまり無いことなどを考えると決して楽観視することはできないようです。

2001年12月26日

ウォーキングのすすめ。

 日常生活の中で、なるべく歩くことを心がけています。1日のうちに一度は区役所へ行くことにしていますが、 交通の便があまり良くないこともあって徒歩で通っています。約25分くらいの道のりですが、知人などと挨拶を交わしたり、 街の様子や変化を実感できるなど、私にとって「ウォーキング」は仕事の上での大切な手段のひとつでもあります。
習慣とは恐ろしいもので、考えごとなんかも歩きながらするクセがついてしまいました。
 文京区は、緑地も多いし、名所と呼ばれる文化的・歴史的な資産も数多くあります。週末には、 片手に観光マップを持って訪れる人も多いようです。私も、一度自分なりの「文京めぐり」マップを作って歩いてみようかぁと思っています。
いずれにしても、目的はともかく「ウォーキング」が私の心と体を支えてくれていることは事実のようです。今年も一年、何の怪我もなく、 お世話になった2本の足に感謝しなくては。

2001年12月31日

良いお年を・・・(この一年を振り返って)

 2001年もいよいよ終わりを告げようとしています。
この一年間、世情を振り返ってみても、世紀の始めにふさわしい「喜びと希望に
満ちた年」というにはほど遠い、まさに「厳しい一年」だったと思います。
景気の低迷、失業率の悪化、自治体の財政難、こうした厳しい状況はしばらくは
続きそうです・・・。
私も議員となり7年が経過しようとしていますが、生活者に最も密着した政治家
の一人として事態の深刻さを身をもって実感しています。
しかし、立ち止まっていられないのも事実です。こうした混迷の果てに明るい未
来を築くために、さらに新たな価値観と確固たる信念を持って望まなくては、と
思っています。今後も区民の代表として責任ある行動をしていきますのでどうぞ
、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いします。
どうぞ良いお年を・・・。

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