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2007年09月のバックナンバー

2007年09月01日

目白台グランド取得費。(18年度決算-2)

 昨年、文京区がKKR(国家公務員共済組合) から買い取った目白台運動場のその取得費用がほぼ
明らかになりました(17・18年度決算数値より)。

 総額は144億7800万円。

 年度別支出内訳は、平成17年度が約18億円、平成18年度が約126億7800万円です。 地価が上がっている関係で予定よりは少々高くなった様ですが、国や都からの補助金や柏グランドを売却した経費を差し引くならば、 決して高い買い物ではなかったと思います(今後の地価の上昇にも期待?)。

 賢明な判断だったと思います。

 写真は今年3月末、同運動場を訪れたときの写真です。桜がとてもきれいでした・・・。
現在は施設の整備中ということで区民にとっても暫定的な利用になっていますが、 来年度にはクラブハウスなども整備され本格オープンとなります。子供たちのための広場やドッグランパークも開設予定です。

 ぜひとも区民の安らぎと憩いの場となる様、心から期待しています。

 

2007年09月03日

是非ご覧になって下さい!(区報特集号)

 今朝、新聞折込みされていた「区報特集号」(写真)。是非読んでいただきたい記事です。

10/1から、ペットボトルの集積場回収と白色トレイの拠点回収が始まります。また今後実施予定のサーマルリサイクルを見越して、 区内の一部地域(小石川5丁目、大塚3丁目、本郷4・5・6丁目、千石3・4丁目)ではプラスチィック製品やゴム・革製品などが「可燃ごみ」 として収集されるモデル事業がスタートする予定です。

 ペットボトルは資源の日に(古紙・びん・缶)とともに新たに設置されたコンテナ(またはネット袋)に出してください。 白色トレイについては区内公共施設(地域活動センターなど42箇所)に備え付けられた回収容器に収めてください。

 詳細については本日朝刊に折り込まれた「区報リサイクル・清掃特集号」を是非ご覧になって頂き、 間違いのないようご理解頂きたいと思います。

 ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2007年09月04日

「振り込め詐欺」にご用心!(安心メールから・・・)

夕刻、「文の京」安心メールが届きました。

 同メールは最近、文京区で導入されたシステムです。 不審者情報など子供の安全に関わる事件などの情報が登録者のPCや携帯に送信される仕組みになっています。結構頻繁に発信され、 リアルタイムで情報を得ることができるので小さなお子さんを持つ保護者の皆さんにとっては重宝だと思います。

 今回の発信内容は「振り込め詐欺」に関する情報。
区役所福祉課や国保年金課の職員と名乗り、口座番号や電話番号を聞き出すという電話が区内で頻発しているようです。

 ご用心ください。

 この安心メール、今回は子供以外についての情報提供でしたが、こうして様々なジャンルでの配信も是非必要だと思います。 とりわけリアルタイムでの情報は区民にとっても有益です。

 現在どれくらいの登録者数があるかはちょっとわかりませんが、「登録者数目標5万人」など目標を定めてPR、 キャンペーンを張ってみるのも良いかも知れません・・・。

 なお、安心メールの登録は文京区ホームページから出来ますので、是非ご活用ください。

2007年09月05日

テロより怖い医療制度・・・?(日比谷から)

午前、日比谷へ。映画「sicko(シッコ)」を鑑賞。

監督マイケル・ムーアがアメリカの医療保険制度に突撃取材、 米社会の問題点を浮き彫りにしメスを入れた話題のドキュメンタリー作品です。

 多くの人から「是非見たほうが良い。」と勧められていたのですが、ほんと百聞は一見に如かずで見てよかったです・・・。

 アメリカでは国民皆保険制度が導入されていないことは承知していましたが、これほどまでに矛盾や問題点が多いとは正直びっくりです。

 保険に入りたくても「太りすぎ」「痩せすぎ」を理由に加入できない。癌なのに「あなたの年齢でその癌はありえない。」 と保険会社から給付を否認される。救急車を呼ぶのにも保険会社への事前申請が必要。
挙句の果てのには治療費が払えない入院患者がダウンタウンにあるホームレス保護センター前に捨てられる・・・・ そんな信じられない光景を目の当たりにし、これがあの自由の国、世界をリードする国の実態なのかと・・・唖然としてしまいました。

 アメリカでは保険会社が人の命を左右し、その保険会社がせっせと議員達に献金し、議員達は保険会社が儲かるような法律を作る。 そんなシステムが確立しているようです。

 嘆かわしい限りです。

 この映画がきっかけになったかどうかは解りませんが、民主党のヒラリークリントン女史やオバマ氏は次期大統領選挙に向け 「国民皆保険制度導入」を公約にし始めたとか・・・?
是非、頑張ってほしいものです。

 またこうした問題は決して我が国にとっても「対岸の火事」とは言えそうにもありません。

 経済諮問会議等が主導してきた日本の医療制度改革は患者負担だけでなく、医療分野を規制緩和し、 市場原理を導入して営利企業の参入を図るものです。これは医療を新たな儲けの場と考える日米保険業界など財界の意向だと思われます。

 医療が弱肉強食の市場原理で行われ、命より利益が優先されれば今アメリカで起こっているような悲劇が生まれます。

 映画の中では医療費の大部分が公的保険でカバーされるイギリスやフランスの例も紹介され未来への提案もなされていますが、 果たして日本はどっちの方向へ行くのか・・・?

 他人事にはしておけない問題です。

 是非、この映画を見ていただきご意見をお寄せ頂きたいと思います。

2007年09月06日

祭りの準備。(千二会館から・・・)

19:00 千駄木二丁目会館で根津神社祭礼の打ち合わせ会が行われました。

 私の住む千駄木二丁目西町会の子供神輿担当の準備会です。そうはいっても40人ものメンバー(写真)がいるので、大掛かり。

 地元根津・千駄木においては根津神社のお祭りは最大のイベント。町会民が総動員で盛り上げます。 おかげさまで昨年の遷座三百年祭も大成功でした。

 私自身も、住まいのある千駄木二丁目西町会では子供神輿の副責任者、事務所のある藍染町会では大人神輿の責任者と・・・ 言わば掛け持ち状態で大忙しです。

 特にお祭りは準備が大変。これから当日までの1週間は気が抜けません。

2007年09月07日

SPコード導入に朗報・・・?(障害者就労支援センターから)

 昨晩、盲人福祉協会の役員さんから「就労支援センターのパンフレットにSPコードがつきました。ありがとうございました!」 というメールを頂きました(びっくりするかも知れませんが、盲人の方々も日常的にメールをやっています)。

 早速今日、シビックセンター5階にある「障害者就労支援センター」へ(写真上)。

 職員の方からパンフレットをもらって確かめてみると、隅にはSPコードが・・・(写真下)。

 SPコードは盲人用の3次元コードで、端末機に通すと記録されいる内容が音声になって出てくるというスグレ物。 点字にかわるものとして注目されている福祉ツールです。

 自治体によってはこれをいち早く導入、広報誌などにも取り入れているようです。 我が文京区においても導入を検討するよう私も議会で発言してきました。

SPコード1個で記憶される音声は限られており(800字程度?)、 区報など行政の発行する文書に導入するにはまだまだ課題もあるようですが、 こうして障害者の就労支援センターで積極的に取り入れられたことは大きな評価です。

 IT化、デジタル化の波は福祉の分野にも新たな利便性と効率性をもたらしています。 SPコードの端末機も障害者にとっては自立支援法の福祉機器として1割負担で購入できるまでになっています。

 こうした利点をいち早く感知して、具体化することが大切です。

 これを契機にSPコードの導入と整備が加速度的に進むことに期待しています。また私も要望し続けていきたいと思います。

2007年09月08日

健康の秘訣・・・?(八日会)

18:00 無尽会「八日会」の定例会に出席(写真)。

 八日会は文字通り毎月八日に開かれる地元の無尽会。もう30年以上の歴史があります。私も8年ほど前に会員にしていただきました。

 古い歴史と伝統があるだけにメンバーも大先輩ばかり。会の平均年齢は70歳を超えると思いますが、皆さん元気です!!

 ちなみに私は圧倒的な最年少です。

 こうして毎月地元の料理屋さんに集まり、無尽をやって、お酒とお料理と会話を楽しみ・・・。

 皆さんにとっては、これがまたひとつの健康の秘訣なのかも知れません。

2007年09月09日

ひとまわり大きく見えます。(千代田区少年少女剣道大会)

10:00 千代田区スポーツセンターで開催された「千代田区少年・少女剣道大会」に出席。

 なぜ千代田区の行事に参加するかというと・・・私が所属する東京中央ライオンズクラブの奉仕事業の一環ということなのですが、 私自身は初参加です。

 以前この日記でもご紹介した通り、私が所属していた本郷ライオンズクラブが本年7月に神田ライオンズクラブと合併。 新たに東京中央ライオンズクラブと名称を変更し再出発。千代田区剣道大会への協賛は旧神田クラブの奉仕事業でもあり、 合併後も引き続き継承することになりました。

 

 

 

 今日大会に参加した少年少女達は千代田区内の剣道会に所属する小学生・中学生。

 日本の武道は「礼に始まり、礼に終わる。」と言われていますが文字通り、子供達は礼儀正しく、そしてとても凛々(りり)しく・・・ 武具に身を包んだその姿は実際よりひとまわり大きく感じられました。

 

 

2007年09月10日

区議会定例会始まる。(会期は38日間)

 今日から平成19年第3回区議会定例会が開会。

決算審査などを含め、会期は38日間。長丁場の定例会となります。

14:00 本会議 今回、区側から提案された議案は全部で16件(条例案7件、事件案1件、補正予算案4件、決算案件4件)。 一方議会側からは意見書案4件、議員提出議案1件が提案されました。

 特養老人ホーム条例の廃止、国民健康保険法の一部改正に伴う一部負担金割合の改定、千石駅周辺自転車駐車場の整備、 廃棄物処理手数料の改定など、議案は区民生活に直結する案件が盛り沢山で、かなり内容の濃い審議となりそうです。

 また決算審査では特別委員会を設置し約1週間に渡り質疑が行われますが、 ここでの意見が来年度以降の区の施策や予算にも大きな影響を及ぼすので、議会側も執行機関(区)側も気を許せません・・・ 緊張感あふれる論戦が期待できるものと思われます。ちなみに今日開催された決算審査特別委員会では正副委員長の互選が行われ、 委員長には武沢房吉氏(自民)、副委員長には藤野美子氏(公明)が選出されました。

 残念ながら私は決算審査の委員にはなれませんでしたが、今後会派で打ち合わせをしていきながらテーマ・意見要望などをまとめていき、 同僚議員(決算委員)に代表して質疑に立ってもらうこととしています。

 明日からの3日間は本会議において各会派による一般質問が行われる予定です。

 

 

2007年09月11日

ほぼ満額回答でした。(松下純子議員初質問)

14:00 本会議が開会(写真上)。今日から3日間に渡り各会派による一般質問が行われます。

 初日の今日は我が会派民主クラブを代表し、松下純子議員(新人)が初質問に立ちました。
昨日、松下議員は今日の日に備え会派控え室にて綿密にリハーサル(写真下)。ミスのなきよう一言一句チェックしていました。

 その甲斐あってか今日の質問もメリハリある力のこもった「聞きごたえのある」ものになりました。

 質問に対する成沢区長の答弁も「ほぼ満額回答」という印象。

 保育園緊急一時保育の実施園の拡大、保育園・児童館の冷房化、避難所としての児童館の活用など・・・彼女自身がテーマとする 「子育て支援策の強化」については予想以上の回答を引き出すことができました。

 現場を知る人の強みが大いに発揮された質問内容だったと思います。

 私にとってのもうひとつの朗報は松下議員の次に質問に立った松丸昌史議員(公明)の質問内容。

私が厚生委員会などで訴えていた、盲人用の音声記録媒体「SPコード」の導入について松丸議員も取り上げてくれました。区長の答弁も 「出来るところから検討していく。」との前向き回答。

 追い風になることを大いに期待しています・・・。

 

2007年09月12日

仰天・・・。(安倍首相突然の辞任表明)

雨です。

朝から区役所で面会や委員会向けての勉強会やらで過ごしました。
昼食で一旦外に出て、1時に会派控え室に戻り「安倍首相辞任表明」を知りました。

 仰天ニュースです。「何で・・・?」としか言いようがありません。

14:00 本会議 一般質問2日目。今日は浅田保雄(市民フォーラム)・上田由紀子(新風会)・宮崎文雄(自民)の3議員(敬称略) が質問に立ちました。

 本会議のため、2時からの安倍首相の記者会見は見ることが出来ませんでしたが、なんとしても不可解です。また首相(行政の長) として国会を召集し、所信表明をし、代表質問直前に辞任という一連の行動は私、議会人という立場からしてみれば「常識外」「無責任」 と言わざるを得ません。

 今国会は「テロ特措法」の延長問題ばかりでなく、政治とカネの問題また年金や税制改正、福祉や医療などなど国民にとっても 「待ったなし!」の重要課題ばかりです。

 今のところ文京区政への直接の影響は見受けられませんが、首相が交代しても国会運営は難しい状況が続きます。

 この際、衆議院を早期に解散して民意を今一度問うことが正しい姿だと思います。 

 

2007年09月13日

女性議員が活躍・・・?(本会議3日目)

 安倍首相の突如の辞任表明から一夜が明けました。
今朝も早くからテレビでは永田町周辺の慌しい雰囲気を伝えています。

 午前中は事務所にて、今週末から始まる根津神社祭礼の準備に追われました。
なにせ私の事務所がお祭りの町会御酒所になるので片付けで大忙し、でも何とか昼前までには落ち着きました。

  午後、区役所へ。

14:00 本会議。各会派による一般質問最終日です。
今日質疑に立ったのは高畑久子(共産)・海老沢敬子(自民)の両議員(敬称略)。

 今回の一般質問で感じたのは「女性の活躍」。
3日間に渡る各会派質問者合計8人のうち実に5名が女性でした。またそのうち3名が新人女性議員(松下・上田・海老沢の3氏)です。

 女性議員の台頭・進出は議会の活性化にもつながり私も大歓迎。特にこの3日間はいい刺激になりました。
ちなみに現在34名いる区議会議員中12名が女性議員(自民1、共産4、民主2、公明2、市民2、新風1、)。

 構成比35%は23区の中でもトップだそうです。

 もし結束して会派を組んだなら、第一会派になること間違いなしで議長ポスト獲得も確実・・・?

 勢いを感じます。

2007年09月14日

23区再編論なるか?(自治制度特別委員会から)

 各会派による一般質問も終わり、論戦の場は今日から各委員会へと移ります。

10:00 自治制度・行財政システム調査特別委員会が開会。

 昨年から都と23区の間で協議が始まった「都区のあり方検討委員会」の進捗状況について報告を受けました。
委員会の設置目的は・・・
1.東京都富裕論への対抗。
2.都区における事務配分の再検討。
3.特別区の区域のあり方について。 などです。

 現在幹事会を中心に基本的な考え方がまとめられている最中ですが、主なポイントとしては、 461項目に渡る都から区への移管事業の候補リストが挙がったということ、また同時に都側より「23区の区域のあり方」 についての協議スタートの提案もあったそうです。しかしながらこの件については、区側としては「時期尚早」という意見も根強くあるようです。

 一部では「近い将来23区が合併、いくつかの市に再編される。」との噂もまことしやかに囁かれています。今日の成沢区長の答弁では 「区域をどうするか ありきで考えるのではなく、今後 事業移管が一層進み、 23区の基礎的自治体としての機能が強化される中で区域のあり方についても自ずと見えてくるのではないか。」とのことでした。

 私も同感に思います。

 まずは我が区が都から必要な事業をしっかり受け継ぎ、その責任を果たすこと。それが何よりも大事です。

 しかしながら461項目にも渡る移管事業候補リストのうち いったいどれほど区に移管されるのでしょうか・・・?

 今のところその見通しは立っていないようです・・・。

2007年09月15日

お祭りが始まりました。

 今日から根津神社の祭礼が始まりました。

私が住む下町根津・千駄木地域ではお祭りは年間を通して一番のビッグイベント!

 お祭りの最大の目的のひとつはこうした地元の伝統行事を子供たちにしっかりと伝えていくこと。 今日も100人近くの子供たちが神輿に肩を入れ、汗びっしょりになって頑張っていました。

 きっといい思い出になったことでしょう。

 この尊い歴史と伝統を守っていかなければなりません。

 

 

2007年09月16日

猛暑の中の渡御(とぎょう)。(根津神社祭礼)

 根津神社祭礼2日目、昨日に引き続き今日も快晴。今年のあの夏の日を思わせる猛暑の1日でした。

 午前から午後にかけては千駄木・根津で子供神輿の巡行のお手伝い。

16:00 根津藍染町会の大人神輿の渡御(とぎょう)に参加。私は同町会の渡御部長で神輿巡行の責任者です。 お陰様で猛暑の中ではありますが200名を超える町内担ぎ手、同好会の皆さんに参加をして頂き、盛大な神輿渡御を行うことができました (写真上)。

 関係者の皆さんに心から感謝です。

18:40 神輿渡御終了。19:00からは御酒所前「あいそめ大通り」にて恒例の音頭会が始まりました。 祭りの主役は神輿ばかりではありません。浴衣姿を身にまとったご近所の老若男女の皆さんが自慢の踊りを披露してくれます・・・ 見ていても結構涼しげで心和ませてくれるようです(写真下)。

21:30 音頭会終了。これをもって私の関係するお祭り行事は全て完了です。

 いやいや疲れました・・・(苦笑)。 特に私は住まいのある千駄木二丁目西町会と事務所のある根津藍染町会を掛け持ちして祭り行事に参加しているので、 まさに分単位の忙しさです。

 でも今年も何とか恙無く日程を消化することができ内心ホットしています・・・。

 

2007年09月18日

最前線という意識をもって!!(文京アカデミー推進調査特別委員会)

10:00 文京アカデミー推進調査特別委員会が開会。

 文京区の文化・芸術・スポーツ・生涯学習の振興のために作られたのが「文京アカデミー構想」。 その推進の担い手となるのが(財)文京アカデミーです。
同財団は現在、シビックホールやをはじめとした区の施設やスポーツセンターなどの指定管理者として区の様々な事業を受託しています。

 区の指定管理者でありますから、区議会としての直接の関与はできませんが今般の「アカデミー推進調査特別委員会」の設置により、 受託事業の進捗状況や財団の運営に関して議論ができるようになったことは評価できることと思います。

 今日も財団の管理部長ら事務方に「参考人」として出席してもらい、財団の運営状況などについて質疑が行われました。

 アカデミー構想の推進については、区内の企業・大学・団体・NPO・区民で構成される「ネットワーク会議」を中心に文化・芸術・ スポーツと各分野ごとに着実に成果を挙げつつあるようです。反面、今日の質疑では施設予約システムの不備 (区民からも苦情が寄せられています。)やシビックホールにおける音響設備に関する問題点なども指摘され今後の課題も浮き彫りになりました。

 ホールやスポーツセンターなどの施設運営は最前線の仕事です。区民と直接かかわるセクションであるが故に、 緊張感ときめ細かな配慮を持ってサービスの向上に努めてもらいたいものです。

2007年09月19日

議会活性化計画 再スタート!(議会運営委員会)

10:00 議会運営委員会が第2委員会室で開会、私も委員として出席。

 区側からは7月に来日した「ドイツ カイザースラウテルン市訪問団」の受け入れについて報告がありました。 この日記でもご紹介しましたが、少年サッカーチームが来日し文京の子供たちとの交流試合が行われるなど、訪問団受け入れは大成功。 公式訪問団として訪れたドイビッヒ市長と成沢区長との会談も充実していたようで友好交流の継続と推進が確認されたと聞きました。

 区側からの報告事項の後、議会活性化計画など前期議会運営委員会からの申し送り事項について協議。 この活性化計画については前期 私が委員長時代からの課題ですが、これまで一定の成果を挙げてきたと思っています。 しかしながら積み残された課題も多く、 参考人や公聴会制度の活用や区長の附属機関への参画のあり方についてなど6項目については今後議論を尽くしていかなければなりません。

 私が今日発言したのは委員長の権能と権限の発揮について・・・ 「各委員長さんがリーダシップと力を発揮し委員会運営に努めていけば参考人制度を導入や、閉会中の活動など現状の課題も充分に克服できる。 各委員会が委員長を中心に主体的に考え行動していくことが大切ではないか?」そんな趣旨です。

 活性化計画を通じて「開かれた議会の実現」を目指す私達ですが、まだまだ道のりは険しいようです・・・。

 

 

 

 

2007年09月20日

子育て支援券に成果。(文教委員会から)

10:00 第1委員会室(写真)にて文教委員会が開会。

 区側からの報告事項は17項目。今期から子育て支援部に関する所管が厚生委員会から文教委員会に移行したこともあって、 内容も盛り沢山です。
今日の質疑で私が注目したのは昨年度始まった「子育て支援事業の18年度実績と今年度の概要」について。

 子育て世帯に対し、区内商店会等で利用できる「文の京子育て支援券」(小学生まで一人、年5000円)を交付し、 経済面からの支援と区内商業の活性化を図ろうという趣旨でできたこの事業、初年度の実績は予想以上に成果を挙げたことが明らかになりました。

 18年度(昨年度)実績については・・・。
1.換金率(利用率)は95%で約77,00万円。
2.全体の70%以上が区内一般の小売店で使われた。
3.書籍・文具などの利用は14%は課題を残した。今年度は、子供たちの直接利用を期するために使用期間を夏休みを含む5ヶ月に拡大。

 子育て世帯の経済的支援と商店振興の両面から成果が出たことが伺えます。しかしながら、 私個人の意見としてはこうした施策については「バラマキ」との批判も受け易く、新たな展開も必要だと思われます。

 この事業を契機(きっかけ)に、いかに個々の商店がリピーターを増やす工夫をしていくか?また子育て支援策としても、 もっと有効な対策を講じていくことも忘れてはなりません。

 成果を挙げたとしてもそれをベストと考えず、もっといい方法を考える・・・そうした努力の継続が今後問われるのだと思います。

 

2007年09月21日

年金問題で質疑。(厚生委員会から・・・)

10:00 第1委員会室にて厚生委員会が開会、私も委員として出席。 昨日から行われている文教委員会も継続開会で2委員会が平行して行われることになりました。

 今回の厚生委員会の内容は、特養ホームくすのきの郷の運営事業者の決定、後期高齢者医療制度について、 医療制度改革に伴う一部負担金の改定など量・質ともにハード、 一回ではとても報告できないので後日テーマごとにこの日記でご紹介することとし、今日は私が質疑に立った年金問題(2件) について報告します。

 まずは定住外国人高齢者・障害者の無年金問題について。

この案件については議会にも陳情が出されています。1982年年金法が改正、 国籍条項が撤廃され定住外国人に国民年金加入の道が開けたものの「25年間の支払い期間を満たせない。」 という理由から当時35歳を超えてい方々や20歳を越えていた障害者は加入対象外となりました。

 以後37年間、対策を講じられず放置されているのは大問題です。国の問題とはいえ、 近年は自治体が独自に福祉手当などを支給し始めている状況です。
「定住外国人の方々も文京区自治基本条例で定められているところの区民、早急に対応を検討すべきでは?」との私の質疑に対し、 高齢者福祉課長・障害者福祉課長ともに「前向きに検討する。」との答弁をもらいました。

 来年度にも予算措置されることを期待しています。

質疑の2つめは、昨今問題視されている「市区町村職員の年金横領」について。厚生労働省の調査により、 文京区においても平成7年に起こった事件が公表されています。諭旨免職(横領額は全額返金)という処分ですでに時効は過ぎているものの、 区民からの厳しい声も聞こえています。

 事件以降、職員研修の強化などの一定の対策がとられているようですが今後も厳格に対応するよう要望しました。

 また立川の警察官が知人を殺害し自らも自殺した事件で、「退職金の支給は不当。」 と石原都知事が退職金条例の改正を都議会に提出した件については「文京区も対岸の火事とはいえないのではないか?どのように考えているか?」 との質問に対し、総務部長より「職員の退職金については23区で検討する共通事項で、現在条例改正に向け準備を進めている。」 との答弁をもらいました。

 ほんの一部の職員の問題が公務員全体に及んでいることは、真面目に職務に専念している皆さんには迷惑な話で、 そうした職員の皆さんが「職員の不正は絶対に許さない。うちは厳しく対応しています。」 と胸を張って働けるようにするためにもこうした問題への対応は急務だと思います。

 ちょっと長くなりました・・・・(終わり)。 

2007年09月22日

ドーム周辺を満喫・・・?(ブルネイからの訪問団)

東南アジアボルネオ島に位置するブルネイダルサラーム王国から民族舞踊訪問団が来日しています。男性2人・ 女性が3人で平均年齢は18歳というとても若いグループです。

 この日記に以前でもご紹介しましたが、 私はブルネイと日本の民間レベルでの交流を促進するNPO法人「ダルサラーム文化交流会」の理事でもあり、 今回の訪問団滞在のお手伝いをすることになりました。彼らの来訪目的は全国農業協同組合中央会主催の 「ASEAN農村ふれあいプラザ」に参加、ブルネイをPRするためで、国からの公式派遣だそうです。

 オフの今日は私が観光案内担当です。11:00に区役所にて待ち合わせ、 まずは25階の展望フロアーにて東京の景色を楽しんでもらいました(写真上)。

 昼食は東京ドームシティ内のレストラン。彼らは熱心なイスラム教徒であるため肉類は一切駄目で、メニュー選定も大変です・・・ 結局シーフードピザということになりました。

 昼食後は東京ドーム球場の観覧(写真下)。今日も優勝を賭けての試合が予定されており、 緊迫した中ではありましたが観覧の許可をいただきました。ご協力いただいた㈱東京ドームの関係者の皆さんには心から感謝です。

 その後は湯島にある「サッカーミュージアム」の見学を予定していましたが、彼らにとってはラ・ クーアのジェットコースターやショッピングモールがとても気になっていたようで、結果ドームシティ内にとどまり、 ショッピングやアミューズメントを楽しむことに・・・。

 彼らにとっては東京の町並みや人ごみには想像を超えた世界で目に映るすべてのものが不思議であり驚きでもあったようで、 最後はかなり疲れ気味でした・・・(苦笑)。

 ちなみに彼らの舞踊披露公演本番は24日、東京国際フォーラムで12:00  14:20  15:40 と3回予定されています。是非、お出かけください。 

 

2007年09月24日

くすのきの郷、事業者が決定。(厚生委員会の再報告)

 今日は21日に行われた厚生委員会の内容について再報告をします。

文京区立特養老人ホーム(不正請求により事業者が取り消し処分)の新しい運営事業者が決定しました。

 新事業者は社会福祉法人「フロンティア豊島」。応募に手を挙げたのは9法人、 選定委員会による厳しい審査の結果同法人が選ばれました。
地元豊島区では実績のある法人だそうで、今後の運営には期待がかかります。

今回の選定に当たってのポイントは以下の通り・・・。
1.現行サービスを維持する。
2.職員の継続雇用に最大限配慮。
3.効率的な運営。
4.法令遵守。

 とりわけ、くすのきの郷の課題は人件費比率の抑制で、現在70%以上を占める人件費の改善は急務です。しかしながら、 人件費を落とすことによるクオリティ(サービス)の低下も気になるところです。効率的な運営とサービスの維持をどう両立させていくか? 新事業者の手腕が問われます。

 議会としてもその後の動向をしっかりと見守っていかなければなりません。

2007年09月25日

千石駅に駐輪場が設置!(建設委員会から)

 建設委員会が第1委員会室で開会。

千石駅周辺に自転車駐車場が設置される旨の条例案について審議。 全会派一致で本会議で可決べきものと決定しました。

 設置台数は約280台。白山通りの両側(写真)や駕籠町小学校周辺など数箇所に分散して設置予定で、 これまで区政の大きな懸案だった駅周辺自転車駐車場対策に大きな進展が見られたものと評価したいと思います。

 自転車駐輪場の設置に伴い、この千石駅周辺も「放置自転車禁止区域」に指定され、 放置自転車に対しては区による撤去が可能になります。しかしながら区としても今後、利用される区民の皆さんのマナーに強く訴えかけ、 自転車撤去が行われることのないよう駐輪場の活用を誘導していかなければなりません。

2007年09月26日

総合体育館移転について。(総務区民委員会から)

10:00 総務区民委員会が開会。補正予算の審議もあるため2日間の委員会日程です。

 今日の質疑で私が注目したのは湯島総合体育館(写真)の移転問題について。
同体育館の老朽化に伴う建て替えは、以前より議会でも報告されていました。移転先は元町小および元町公園の敷地。 しかしながら元町公園が震災復興公園という文化財的位置付けもあり、都市計画審議会において「建て替えは再検討」と区に差し戻されることに・ ・・・。

 移転先は宙に浮いた状態になっています。

 今日の区側からの報告では建て替えのための「検討委員会」が設置されることが明らかになりました。

 メンバーは20名。公募委員をはじめ、学識経験者や体育協会、青少年団体、 文化財などの専門知識を有する方などで構成される協議体になるとのこと。
10月から検討がスタートし、来年の3月には一定の結論を出すそうです。

 元町小および公園に移転することには私も異論はありませんでしたが、都市計画審議会の結果は尊重しなくてはならないと思っています。 今後、現地(湯島)や四中跡地なども移転先選択肢として検討されるとの事ですが、区民参画で充分議論を尽くし、 いい結論を出していただきたいと思っています。

2007年09月27日

補正予算可決へ。(総務区民委員会2日目)

10:00 総務区民委員会が第1委員会室(写真)にて再開。 第2日の今日は補正予算案などの審議が行われました。

 今回の補正予算総額は約26億1400万円。

 そのうち約20億8000万円が基金への新規積み立てです。

 残りの主な内容は・・・
1.総合体育館建て替え検討協議会に要する経費       102万円

2.新潟県中越地震への支援経費      231万円

3.さしがや保育園アスベストばく露見舞金支給      1040万円

4.観光案内版の整備 894万円

5.私立保育園開設支援経費 1000万円

6.千駄木ポケット広場用地取得経費 3080万円

などなど。

 審議の結果、一般会計および国民健康保険・老人保健・介護保険の3特別会計のいずれも賛成多数で総務区民委員会を通過しました。 来週月曜日に予定されている本会議において可決される見込みです。

2007年09月28日

きょう一日。(地元から・・・)

7:30 交通安全運動週間です。朝から一時間ほど旗振りのお手伝い(写真上)。

 

歩行者というよりも自転車に乗る人たちの安全が気になります。歩道を猛スピードで駆け抜ける人や携帯片手の運転など「危ない!」 と思わせるシーンも幾たびでした。私も自転車ドライバーなので気をつけなければ・・・(苦笑)。

10:00 区役所にて会派の勉強会。決算審査に向けて念入りに打ち合わせしました。

 

 

13:30 地元に戻り「不忍通り拡幅協議会・根津駅を愛する会 合同総会」に出席。 池之端から根津までの区間進行中の道路の拡幅および東京メトロ根津駅の改修計画について関係者(都第6建設事務所・東京メトロ株)を招き、 進捗状況を聞きました(写真下)。

 

16:30 根津事務所にて面会。
17:30 郁文館中学校を訪問。 

18:30 根津小学校創立110周年 実行委員会に出席。 

2007年09月30日

どうなる?高齢者医療費制度。

 今日は「後期高齢者医療費制度」についての報告です。

 過日行われた厚生委員会でも議題となりました。この制度、 75歳以上の高齢者の医療保険を一本化する制度ですが保険料徴収の対象者の拡大や負担増など制度の是非を含め大きな問題になっています。 また保険者も市区町村単位から都道府県単位に移行、東京では「広域連合」 という機関と議会を作って保険料など詳細について11月までに決定することとなっています。

 そんな折りしも、新聞報道では福田新総理がこの医療制度の負担に関し凍結検討を公言。 をまたそれを受けて厚生労働省が1000億円の国庫負担増を発表するなど、政府与党内でも「せめぎあい・足並みの乱れ」が生じています。

 私達現場にいるものにとっては「文京区の高齢者にいったいどれほどの影響が出るのか?」というのが早く知りたいところ・・・。 保険料は広域連合単位で一律ではありますが、都心部は国からの交付金が他県に比べ少なくなるとも言われています。

 区民の健康と生活を守る立場からは看過できない状況です。

 11月には広域連合議会が開催され、保険料に関する条例などが提案されるとのことです。 我が文京区議会厚生委員会ではその前に委員会を招集し、詳細について報告を受けるとともに意見を調整する予定です。

 

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