« 2002年05月 | メイン | 2002年07月 »

2002年06月のバックナンバー

2002年06月03日

華燭の典(成澤ひろのぶさん ついに結婚!)

 私の議会の先輩であり盟友でもある、文京区議会議長成澤ひろのぶさんの結婚披露宴が昨夜、 東京ドームホテルで盛大に執り行われました。
成澤氏は、25歳で区議会初当選、昨年これまた全国最年少で議長にも就任されました。現在3期目で若いながらも区議会では、「論客・政策通・ 勉強家」として高い評価を得ており、私も尊敬する政治家のひとりです。
そんな成澤氏が長い独身生活に別れを告げ結婚するという突然のニュースは周囲を驚かせましたが・・・。
360名を超える出席者のもと終始和やか雰囲気の中での披露宴でした。私も司会という大役をつとめさせて頂き光栄に思っています。 私も結婚をして10年以上になりますが、政治家にとって家庭と仕事の両立は「永遠のテーマ」でもあると思います。 時にはいらぬ事で家族に負担をかけることも・・・。そんなハードルも二人三脚で乗り越えて、素晴らしい家庭を築かれいくことを望んでいます。
お二人の前途に幸多かれと祈りつつ・・・。

2002年06月10日

平成十四年区議会第2回定例会始まる

 今日から、区議会定例会が始まりました。会期は6月27日までの17日間の予定です。午後2時~始まった本会議では、 籠町保育園開設に向けての条例改正や施設整備のための補正予算や、根津1丁目に建設中の区民住宅・ シルバーピアなどに関する条例改正など12議案が提案され、所管委員会に付託がされました。
とりわけ、籠町保育園については文京区初の「公設民営」の保育園として注目をされていますし区の緊急課題でもある「待機児対策」 としても積極的に取り組んでいかなければならない案件です。私達はこれを「賛成」する立場で、区民に安心して且つ、 喜んもらえるような保育園となるよう審議をしていきたいと考えています。
 明日から、3日間に渡り各会派の代表質問が始まります。私たち民主党友愛・無所属議員団からは白石英行議員が質問に立つ予定です。

2002年06月12日

学校選択制の導入

 教育委員会において「学校選択制導入」についての検討が始まったようです。
学校選択制は都内でも多くの区で実施されており、文京区でもこのことに積極的に取り組んでいくことは大いに歓迎すべきことと思います。
本日の我が会派・白石議員の代表質問の中でも触れられていましたが、学校選択性が導入されるということは、まさに、それぞれの学校自身の 「力量」が問われるということです。個々の学校の経営方針・個性・校長をトップとした教職員の教育に関わる姿勢、 そしてそれらを支える地域の考え方など・・・。様々な指針が明らかになり、評価を受けるわけですから学校関係者にとっては相当な 「努力と熱意」が求められることでしょう。
教育委員会では中学校において早ければ来年度より選択制の実施を予定しているようです。早いに越したことはないのですが、 教育現場の理解や共通認識、保護者の意向調査など今後の課題も数多くあります。そういう点から考えるならば、 果たして来年の4月にスタートが可能なのかどうか?若干懸念されるところもありますが、是非とも拙速な準備にならぬよう、 丁寧かつ十分な検討のもとに進めてもらいたいと思っています。そして願わくば、個々の学校が「この程度で・・・」というような、 言い方は悪いですが「妥協の学校改革」にならぬよう「思いっきり大胆に・ドラステイックに変わるんだ!」くらいの姿勢を打ち出してもらって、 大いに個性を出してもらえば他区とはまた一味違った、それこそ「文教の府」にふさわしい学校となるのではないでしょうか?
保護者の方々もきっとそうしたことを望んでいると思います。

2002年06月16日

プレッシャー(WCスペイン対アイルランド戦から・・・)

 ワールドカップサッカーが盛り上がっています。今日は、夕方から夜遅くまでテレビの前に釘付け状態でした。 特にスペイン対アイルランドの対戦は非常に印象的だったと思います。私はサッカーに関しては素人なので偉そうなことは言えませんが、 スピード・テクニック・攻守の切り替えの早さ・・・どれをとっても「さすが本場はちがうな。」といった感じ。
特にラフなプレーや汚いファールが無かったことは印象的で、試合全体が引き締まっていたことは解説者も強調していました。 ところが以外だったのは、試合が同点・延長戦でも決着がつかずPK戦にもつれ込んだ時、通常キッカー(ボールを蹴ってゴールを狙うほう) が圧倒的に有利かと思われましたが、結果はなんと両チーム共に失敗の連続。スペインが3本のゴール成功(2本失敗)で辛くも勝利しました。
 極度の疲労と緊張状態そして失敗への不安が連鎖反応した結果でしょうか?
やはり「国を背負って戦う」というプレッシャーは経験と実績を重ねた世界のトッププレーヤーさえも、 その精神状態を狂わせてしまうものなのでしょう。
そういえば石原都知事が「ワールドカップは国歌と民族を感じるいい機会だ。」と定例記者会見で発言していましたが。
若者達の異常ともいえる盛り上がりがマナーを逸脱した暴走行為になっていることをマスコミも報じていますが、 スポーツを通じて国民が一つになることは決して悪いことではないし、こうした機会を通じて「この国に生まれたことを意識し誇りに思うこと。」 は大切なことだと思います。
日本代表の選手達にとっては、計り知れないプレッシャーと不安がのしかかっていることでしょう。その重圧をあるがままに受け止め、 ダメでも悔いなくのびのびと戦ってもらいたいと感じます。結果はともかくそうした姿勢に国民は心からの賛辞と敬意を送ることでしょう。 ガンバレ日本!。

2002年06月17日

カラス対策(清掃・リサイクル問題特別委員会から)

 ゴミ集積場でのカラスによる被害が苦情として区民から寄せられていることを受けて、区では具体的な「カラス対策」を打ち出しました。
区内で特にカラスによる被害率の大きい目白台1丁目と湯島3丁目を「対策重点地区」としてて集中的に対策を講じていくこととしました。

1.防鳥ネットの普及(貸し出し数の増強とふれあい指導班による呼びかけ。)
2.被害にあわないためのゴミの出し方を指導する「ミニ集会」の開催。
3.カラス対策リーフレットの配布。

などがその内容です。
そしてその効果を検証した後、詳細なカラス対策を検討していくとの事。
現状においてはネットの普及や集積所の分散化・広報活動など行っていますが、決定的な対策とはなっていないようです。東京都では「捕獲作戦」 など大胆な行動も起こされているようですが・・・。
住民に身近な問題だけにその速やかな解決が求められています。昨今ではカラスが寄り付かない薬剤(無害) や集積場設置場所の工夫など新しい手法も取り入れている自治体もあると聞いています。 そうした点も視野に入れ決定的な対策がないものか考えてくべきと思います。

2002年06月18日

宮城県所有地への対応をめぐって(まちづくり委員会より)

 防災・まちづくり調査特別委員会において「宮城県所有地への対応」 について区側より報告がありました。千駄木三丁目(団子坂途中)にある宮城県宿舎は現在閉鎖中で、 県の財政難ということもあり売却を予定しているとの事。
そんな中、宮城県より文京区に当該土地購買の意思について打診があったそうです。区としては「土地の取得については財政上、当面行わない。」 との基本方針を打ち出していたのですが・・・。
 当該土地には隣接して鴎外記念図書館・および旧汐見出張所があり、当該土地を購入することにより図書館や区民サービスコーナーを併設・ 施設の有効利用が図れること。また、近隣に所在する日本医科大学が「療養型病床群」を建設したいとの意向を受け、 共同購入することにより区民施設と民間医療施設の合築が実現し、区民サービスや福祉の向上に資すること。
そうした視点から区が日医大との共同購入を検討する旨を明らかにしました。
委員会においては、各委員より施策の優先性や財政的な課題について質疑もありましたが、 私はこの件については積極的に推進していくべきものと考えます。
土地の取得については、区内未利用および低利用地を売却して充当し、建設費については起債やミニ公募債また、 PFIも視野にいれて検討を進めるとの事。
財政的な不安は若干あるものの、こうした試みは初めてのことであり公有地に関わるプロジェクトととしては積極的に検討し区民のために実現・ 成功させるべきものです。
 委員会の中でも概ね理解され、その了承を得たようですが、今後宮城県との交渉や日医大との調整・ 財源対策としての未利用地の売却など多くのハードルを越えていかねばなりません。 後退することなく速やかにこのプロジェクトが推進されるよう希望していますし、区民にも歓迎されることを望みます。

2002年06月24日

区政報告会(木造密集地のまちづくりについて)

 今日午後7時より、しのばず通りふれあい館で区政報告会を行いました。
いつもは区政全般にわたっての私の区政報告という形式ですが、今回は「木造密集地におけるまちづくり」 というテーマを掲げての勉強会形式での報告会となりました。私の地元である根津地域は文京区でも「下町地域」 と呼ばれ今でも風情ある町並があちこちに残っています。反面、老朽化した狭小な家屋が密集しており防災面や高齢者世帯の増加など 「まちの衰退」という大きな課題も深刻化しています。
今日の勉強会では現状のまちの状態を知るということで、調査を依頼したコンサルタントから報告を受け、それを元に皆で意見交換を行いました。
いろんな意見がでましたが、現状認識と危機意識という部分では一致した方向性が見えてきたような気がしています。
今後こうした勉強会を積み重ねていくことが大切です。そうして中で多くの地域の人達に参加をしてもらい、「まちづくり協議会」 的なものが設立できればと希望をもっています。

2002年06月25日

少人数私募債(総務区民委員会より)

 今日、総務区民委員会が開かれました。新設される駕町保育園に関わる補正予算をはじめ区長提案による3議案が審議され、 可決すべきものと決し本会議に送られることとなりましたが、 議案審査の前に11件の報告事項がありそれに対しての質疑が各委員より行われました。2月からスタートした「地域活動センターの運営状況」 や「区民サービスコーナーでの証明書の発行状況」「住基ネットに伴う住民票コードの通知」 など各会派意見の別れるところで様々な議論となりましたが・・・
私が注目したのは「少人数私募債発行支援事業」について。
少人数私募債とは中小零細企業が発行する社債のことで、金融機関からではなく個人などから直接資金を調達することを目的としたものです。
長期化する不況下において、金融機関からの資金調達が困難な企業にとっては非常に有効な資金調達の手段となります。 それらの社債の利子を文京区が一部補助をしていこうというのがこの支援事業の主旨です。
全国の自体で初の試みということで期待したいと思っていますが、若干懸念されるのは書類審査での認定や「リスク」についての問題。
区としては当事者間同士の問題として債権・債務の関係には関与しないとのことですが税を投じて補助していくという性格上、 大きな損失や失敗があってはなりません。区としては周知のために説明会を充分に行い、理解と参加を求めていくとの事ですが、 リスクや区民を巻き込んでのトラブルが生じないよう、認定審査や区民への説明などに万全を期すべきものと考えます。

2002年06月27日

議員定数削減案可決(区議会定数36名に)

 本日、区議会定例会最終日にあたり全議員提出議案である「区議会定数削減案」が本会議において可決されました。 これにより文京区議会の定数は38名から4名削減され34名となり、来年4月に予定されている統一地方選挙より適用されることになります。
地方自治法91条では市町村議員の定数を「人口15万以上から20万未満については40名」と定めています。しかし、 条例で削減することも可能であり文京区議会においては、 平成7年より40名から38名にそして今回新たに4名削減することを議員が自主的に決めたわけです。
巷では「議員が多すぎる。」との声もあるようでその背景には「区議会議員なんてろくな仕事をしていない!」 というような区民の厳しい指摘もあります。
それはそれとして私たち議員も襟を正して、反省すべきところは反省していかなければならないのですが、 感情論的な風潮に流されてむやみに削減を続けていくことにはいささか疑問を感じています。特に地方議会の場合は国会と違って「政党色」 に左右されず各議員が自由闊達に意見を述べ議論をしていくという「おおらかさ」があります。(少なくとも文京区議会はそうです。) 個性と感性あふれる議員を区民の代表として議会に送り、議会を活性化させることは重要なことですし、その為には議員への門戸は出来得る限り 「開かれていくべきです。」今回の議員定数削減については他の自治体の状況や社会情勢からみても「妥当」なものだと思います。
しかし今後は「議会の活性化」や広範な意見や議論を集約していくという観点も視野にいれ「定数削減」について議論していきたいと感じます。

2002年06月30日

議員インターシップ2002夏

 議員インターシップとは、政治に興味や関心を持った学生を私たち議員が受け入れ、 一定期間活動を共にすることにより若者達との交流や政治に関する意識を持ってもらおうとするものでI-CAS(アイカス) という学生の団体が企画をし、実績を挙げています。
 私もこの春、I-CASの田村代表と知り合い、この夏のインターンシップより参加させてもらうことにしました。
 本日午後7時より、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて「マッチングフェア」が開催され、 議員と学生との初対面が行われましたが議員が約20名、学生が50名ほどの参加で会場は大変な熱気でした。
議員の簡単な自己紹介の後、各ブースで10分ほどのやり取りをしました。私のブースには7~8名ほどの学生が来てくれましたが・・・。 最も身近な政府である区政や市政がいかに大切か是非知ってもらいたい、実体験のなかで感じてもらいたい・・ そんな思いを語ったつもりでしたがどう受け止めてくれたか?心配ではありますが。でも、折りしも同じ時間に横浜では 「ワールドカップの決勝戦」が行われている中、浮かれることもなく真剣な眼差しで、 私たち地方議員と真正面から向き合ってくれた彼らは立派だと思うし、 こうした機会を設定してくれたI-CASには心から感謝したいと思っています。
願わくば、私と一緒に活動したいと希望してくれる学生が現われ、新たな出会いが生まれることを願って・・・。

バックナンバー