印刷物の無駄を排す。(決算審査2日目)
決算審査2日目。昨日の総括質疑に続き、今日から内容審査に入りました。
歳出歳入決算書のページを追っていきながら、各委員が自由に質疑をしていきます。
私は歳入の雑入の部分で、各種印刷物の「売り払い代金」について質問。
役所では資料や事業概要、統計資料など実にたくさんの印刷物を作っています。写真は13年度に作られた印刷物のごくごく一部です。
基本的にはこれらの印刷物は、有償(有料)でシビック2階の行政情報コーナーで販売されています。しかしながら、 ほとんど買う人がいないのが実態です。(統計資料や事業概要など、一般の区民には買ってまで手元に置く必要はないですし・・)
例えば、平成13年度に作られた「第35回文京の統計」は65万円かけて400部作られましたが、この年1冊しか売れていません。
それでも400部・500部と印刷製本され、実際は在庫として残っちゃっている。職員や私達議員が使用したり、 図書館などに参考資料としておいたとしても、それでも大量に余ってるんです。
そもそも販売を目的としていなかったり、実績がないのであれば高い費用をかけて印刷製本する必要は無いはずです。
無駄としかいいようがありません。
それに在庫を抱えている印刷物は1種類ではなく、区民部・企画政策部など各部に何種類もの在庫がだぶついている・・・。
その無駄は相当な額になると思われます。
私自身、昨年の決算審査でもこの問題について取り上げ実態把握と改善を促したところです。これを受けて資源環境部や税務課などでは、
独自に取り組み、印刷費用の削減やデータ化などで実績を上げています。
やはりこうした問題については、各部や課が独自で行なうより役所が全庁を挙げて取り組む課題です。
私の質問に対する広報課長の答弁では、広報課が主体となって現在実態の調査・把握につとめる一方で、 全庁的に改善策を図っていくとのこと。
早急に策を講じるべきです。そして来年のこの決算審査で今一度私はこの問題を取り上げようと思っています。
その時には、その削減効果について具体的な数値で示してもらいたいものです。