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2002年09月03日

少人数私募債発行支援事業について考える

(2002年9月3日発行)

 文京区では2003年4月から中小企業による「少人数私募債」の発行を支援することになりました。 といってもほとんどの方にとっては「少人数私募債」ってなに?とあまり身近なことには感じられないと思いますので、今回は 「少人数私募債」について皆さんにわかりやすいように書いてみました。

Q1.「少人数私募債」とは何ですか?
A.簡単に言うと会社が身近な人に出資してもらう小規模な社債のことです。
つまり身近な親類や友人からお金を借りるということです。

Q2. では 「少人数私募債」の発行支援事業とは何ですか?
A. 現在、銀行の貸し渋りによって中小企業の資金繰りは非常に苦しく、 現状では中小企業の倒産は優良企業においても深刻な問題になっています。その苦しい資金繰りを銀行に頼らず、 企業が自力で集められるようにと、区で援助しようという試みです。具体的には中小企業が発行した 「少人数私募債」 の企業が貸し手へ支払う利息の一部(約2%)を区が補助します。区が企業に直接お金を貸すのではありません。 区では年間10社程度への支援を見込んでいます。

Q3. この制度の良い点は何ですか?
A. 「少人数私募債」は比較的容易に発行できるため、 経営者の積極的な活用が期待できます。中小企業の多くは地元に根ざしている企業であり、 こういった中小企業が発展することが地域全体の活性化にもつながっていくのではないかと区は期待を寄せています。

Q4. 問題点は何ですか?
A. 企業がこの制度をあまりよく知らないということです。現在、 区では少人数私募債を発行している企業はないとみられるため、説明会を予定しているようです。 制度を作っても使う人がいなければまったく意味がありません。ですので、制度を一般的に広める事に力を入れなくてはなりません。


<主張>  現在の厳しい社会情勢にあって、中小企業の資金繰りは深刻な問題です。 こうした中、文京区が都内初の試みとして「少人数私募債支援事業」を始めることは高く評価できます。この制度を広める方法や、 支援した企業が倒産した時の責任の所在など課題もありますが、文京区のの中小企業活性化の起爆剤と位置付け、 積極的に取り組んでいくことを期待します。