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2011年11月28日

震災対応レベルを震度5弱へ。(災害対策調査特別委員会)

委員会室1 各会派による一般質問も終わり、週明けの今日より各委員会での質疑が始まります。

10:00 災害対策調査特別委員会ならびに自治制度・行財政システム調査特別委員会の2委員会が

並行して開会。私は災害対策の委員会(第1委員会室)に委員として出席。

午前中は、講師に明治大学大学院政治経済学研究科 中林 一樹 教授をお招きし、「東日本大震災に学ぶ基礎自治体の防災」をテーマに研究会を行いました。

3・11での教訓を踏まえ、また今後起こりうるであろう首都直下型地震や東海・東南海地震にも備えるために文京区として何をしていくべきかについて、中林先生よりお話を伺い、活発な質疑も取り交わされました。

特に、隣接区との連携についてや既存の防災訓練をレベルアップさせた「震災復興まちづくり訓練」の必要性など、具体的な提言もお聞きすることができ、とても勉強になりました。

午後からは、区側より報告を受けて質疑を再開。

災害に対する対応について文京区では、震度5強以上を基準にしていましたが、3・11の際の文京区における震度が5弱であったことを受け、今後、来年度地域防災計画を修正するまでの間、当面の方針を定めたとのこと。

3.11の際は区としての実質的な被害は少なかったものの、予想以上の帰宅困難者の出現など都市としての課題も浮き彫りになりました。

今後の対応を震度5弱レベルまで引き下げることは正しい方向性だと思います。

その他としては・・・「石川啄木ゆかりの地」岩手県盛岡市との災害時における相互応援に関する協定について、文京区耐震改修促進計画等の改定についてなどが報告されました。

耐震改修については、根津や千駄木地域など老朽化した木造住宅が密集する地域について今後の対策について、私が質問に経ちました。

同地域おける一番の課題は老朽化に加え、既存不適格の建物のも多く存在していることでこれらの建築物は当然耐震改修補助の対象になりません。

そうした建物の耐震化については、共同建て替えや他のまちづくりの補助メニューを用いることも視野に入れて、区としても対応を促していくことを要望しました。

17:00 閉会

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