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2009年02月02日

自己完結型リサイクルトイレを視察。(静岡へ①)

 朝一番で新幹線にて静岡県三島へ。

 微生物の複合発酵による汚水浄化システムの開発で脚光を浴びつつある民間企業(株)地球環境秀明さんを視察訪問しました。

 同社には私1人の訪問にもかかわらず、快く受け入れて頂き心から感謝です。

 今日の1番の目的は同社が開発した複合発酵浄化システムを利用した「自己完結型リサイクルトイレ」をこの目で確かめてみること。

 複合発酵とは自然の微生物の働きを活性化し、酸化・腐敗を止め1gあたり10億個を越える様々な微生物が共存する生態系を創り、 物質循環を復活させることで、リサイクルトイレではこの複合発酵のしくみを使って、し尿や人糞・ トイレットペーパーなども1日できれいな水に分解することができるとのことです。

 実際に実用化されている沼津港をまずは訪問(写真上)。

 浄化槽から出る処理水(浄化水)をこの目で確かめ、手にとってみましたが(写真下) 見事に汚水がきれいな水に分解されていることが確認できました。

 正直 驚きでした。

 実用化については、地元静岡を中心に急激に進んでいるようで、簡易設置として建設現場やイベント会場で使われたり、 公園や上下水道が完備されていない山小屋などですでに導入が実現しています。

 特に、災害時には(上下水道がストップした時)絶大なるパフォーマンスが期待できるようです。

 あわせてコスト面でもかなりの節約可能で、自治体におけるトイレ対策、防災対策に大いに反映できることを実感しました。   

 

  

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