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2008年07月17日

医療保険の一元化を目指して。(特集 どうなる高齢者医療 最終回)

 3日間に渡ってお伝えしてきた「特集」も今日が最終回です。

これまで後期高齢者医療費制度の問題点や民主党が主張する高齢者医療のあり方についてご紹介してきましたが、 究極どのような医療制度を目指すかについては今後我が民主党も国民に対してはっきりとしたメッセージを出していかなければならないと思っています。

 去る6月3日には民主党の厚生労働部門会議が開かれ「高齢者医療の確保に関する法律の廃止等に伴う民主党の基本的考え方」 が決定されました。

 この決定内容が我が党が目指す今後の医療費制度改革の骨子になると思われますので以下抜粋で列挙いたします。

1.市町村国保保険料については地域間格差を是正する。

2.短・中期的には制度を後期高齢者医療費制度導入以前に戻し、年齢リスクや所得リスク調整したうえでこれを維持していく。 また長期的には健康医療圏における医療保険の一元化を目指していく。

3.70歳以上の自己負担1割、現役並み所得者2割の現状を維持する。

4.医療費給付費に占める公費負担の割合を高めていく。

などなど・・・。

 写真は民主党厚生専門部会が行われた同日、 小沢代表が宮城県仙台市を訪れ高齢者との対話集会を開催したときの様子を撮影したものです。

 この医療制度改革は国家が抱える難題であると同時に最優先で取り組んでいかなければならない政策課題ではありますが、 当然今日明日に解決できるものでもありません。

 しかしながらこうして国民との「対話」を積み重ね、 民意を汲んでいくという地道な努力をつづけることでゴールが見えてくるものと私は確信しています。

 そのような意味においては我が民主党も国民に対して今後も「よりわかりやすく、誰もが納得できる」 メッセージを常に発信していくことが求められるのだと感じています。

(3日間に渡り ありがとうございました 特集終わり)

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