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2006年12月04日

いじめ問題への取り組みを徹底。(文教委員会から)

13:00 区議会第1委員会室で開催されている文教委員会を傍聴。昨今大きな社会問題となっている 「いじめ問題」について、教育委員会の対応作策を聞きました。

 教育委員会ではこの10月より「いじめ問題について」対応。いじめの未然防止と早期発見・早期解決のための基本方針に基づき、各学校・園・ 関係施設との連携を強化しています。
基本方針の要旨は以下の通り(抜粋)です。
○「いじめは人間として絶対に許されない行為」という認識を徹底指導。いじめを行う幼児・児童・生徒には毅然とした対応を行う。
○教職員の言動・態度が子供に大きな影響を与えることを充分に認識し、教職員自らが自らの言動・態度について自己評価に努めるとともに、 子供のいじめを助長することがないよう相互評価にも努める。
○いじめの兆候を見逃さない。
○教員がいじめの情報を得た場合には、すぐに対応し、止めさせる指導を徹底する。
○情報については全教職員で共有化するとともに、サポートチームの積極的な運用を図るなど、迅速に学校・園全体として組織的な対応を行う。
○いじめを隠すことなく、家庭や教育委員会とも連携して解決に向けて取り組む。
○緊急事態が発生した場合には教育相談室から相談員を派遣すると共に、 近隣の学校に配置されているスクールカウンセラーが支援体制を組織する。
○各学校(園)において「いじめ対応緊急チーム」を立ち上げ、組織的ないじめの早期発見、早期対応を図る。
などなど・・・

 なお、教育委員会では区内における「いじめの実態」(本年4月から10月)について調査。その結果、文部科学省が定義する「いじめ」 に該当する事例は小学校で1件、中学校で9件の計10件との報告を受けました。また、いじめとはいえないものの 「いじめに発展する可能性があるもの」また「単発的」に起こった事例や終息したものなどについては小学校82件、中学校で39件、 計121件と大幅増となっています。

 看過できない数字だと思います・・・。

 教育委員会としてもこの問題については深刻に受け止め対処していくとのことで一定の成果は得られるとは思いますが、 私達親や地域なども一体となった取り組みを一層強化していくことが今求められています。

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