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2006年05月02日

新聞記事から・・・(「靖国」について考える1)

  今朝の朝日新聞の記事です。(写真)

 戦後処理の象徴である極東国際軍事裁判(東京裁判)の開廷から60年がたち、この裁判の内容を知らない人が実に70% にのぼることが同新聞の世論調査で明らかになりました。

 驚きの数字です。しかも20代では90%を占めるそうです。

 当然小中学校の歴史の教科書には第2次世界大戦や東京裁判についての記載はありますし、 日本人として後世に伝えていかなければならない極めて重要な史実のひとつです。

 なぜ、このような驚愕の数字が現れるのか全く理解ができません。

 過去の侵略をめぐって未だに矛先を日本に向ける中国や韓国の若者たち・・・それを摺り込み教育だと批判する向きもありますが、 自国の重要な歴史の一端に関心ももたない、意識ももたないそんな状況が今の日本の「現実」だとしたならば、「平和ボケしている」 と馬鹿にされても仕方ありません。

 「靖国」をめぐる問題についても然りです。

 第2次世界大戦は日本の歴史にどのような意味をもたらしたのか・・・?東京裁判って何・・・?靖国神社ってどういう神社・・・・?

 こうした大事な事に関心を持たない今の日本の国民の現状では「参拝の是非」を聞いてみても意味がないと思われます。

 後世に自国の歴史について「いかに伝えていくか?」目をそむけずに国民的議論で考えていかなければなりません。

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