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2006年03月20日

根津地区のまちづくり。(予算審査5日目)

10:00 予算審査特別委員会が開会。今日が第5日目です。審議日程も残すところあと2日。

 今日は民生費・衛生費・都市整備費などについて審議。
都市整備費、地区まちづくりの推進の中で我が会派白石英行委員が「根津地区のまちづくり」についての質問をしてくれました。

 根津地区のまちづくりについては今年度から予算がつき、地元でのアンケート調査やまちづくりに向けた懇談会などが行われています。

 白石委員からは「根津地区は区内でも地震などによる倒壊危険度が最も高い地域。早急に区が主体的になって整備方針を定め、 まちづくりに向けての計画を策定すべきでは?」との質問が・・・それに対し計画調整課長の答弁では 「根津が危険な地域であることは充分承知しているが、建て替えなどでは個々に事情もありそう簡単にはいかないのが現状である。 区としてはあくまでも住民が主体となったまちづくりをサポートする立場で、 災害に強くそして下町風情を残せるような計画づくりや事業展開をしていきたいと考えている」とのことでした。

 そしてもうひとつの課題である環状3号線と根津地区のまちづくりとの関係について白石委員の質問・・・ 「先週行われた都議会予算委員会において、増子ひろき都議会議員が環状3号線計画文京区部の必要性と実現性についての質疑があった。 それによると東京都としては、環状3号線の必要性はあるものの計画の実現については大変厳しいものと認識している。 今後は道路の構造や幅員形状などについては地元区と協議をしながら、計画変更も含め幅広く検討していく。と柔軟な態度であったと聞く。 文京区としては環状3号線計画と根津地区のまちづくりについてどう考えていくか?」に対し・・・

 計画調整課長の答弁としては「現状としては環状3号線の計画線を位置付けてまちづくり計画を策定せざる終えない。 今後計画変更があればそれに基づき根津地区のまちづくり計画も見直していく。」とのことでした。

  写真は根津神社。根津のシンボルです。環状3号線計画ではこの鳥居のすれすれを高架橋が谷中に向かって伸びることになっています。

 こうした無謀かつ実現不可能な計画が作られ、ほとんど計画が進まないままに、 すでに60年もの歳月が経過していることに対し大きな不満を覚えます。

 今も計画線上住民には建築上に大きな制限がかけられています・・・。

 東京都はこうした現状をちゃんと認識をし、関係都民の立場に立って計画廃止若しくは大幅見直しの決断をすべきです。

 文京区としてもしっかり対処していってもらいたいと思います。

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