« 規律厳正にして士気旺盛!(消防団合同点検) | メイン | 図書館業務委託は好評。(決算審査 区内視察) »

2005年10月24日

質疑は予定通り終了。(決算審査特別委員会6日目)

 決算審査特別委員会6日目。決算書に基づく内容審査は今日が最後になります。
 教育費につづいて、国民健康保険・老人保険・介護保険の3特別会計について審議

 学校教育費の項において、(1)心身障害学級等運営(2)バリアフリーパートナー運営費(3)ティームティーチング(以下TT) (4)少人数学習の推進についての4点について私が質問に立ちました。質疑を要約・まとめると以下の通りです。

◎心身障害学級とバリアフリーパートナーについて。
○心身に障害を持つ、または懸念される児童・生徒は増加傾向。そのための就学相談件数も増えている。 相談を受け就学指導委員会の判断で心身障害学級や通級学級への就学件数(適正就学といいます。)も増えている。そのため、 昨年通級の学級を小日向に新設。現在待機児はゼロ。

○就学指導委員会の判断と保護者の意向が一致しないケースもある。 その場合は教育委員会としても支援が出来ない旨を予め保護者に了解を得ているが、実際には学校現場からの要請もあり、 介助員派遣やバリアフリーパートナーなど現実的な対応をせざるを得ない状況である。

○バリアフリーパートナーの需要は高い。しかし人材の確保には苦慮している。
現在大学のゼミ生やNPOなどに協力を得て、84名が登録されている。今後も需要は高くなると予想される。

○19年度には文部科学省の肝いりで「特別支援教育」が導入予定。その主旨は「障害があるなしにかかわらず、 普通教室での指導を基本とし必要な場合のみ通級学級への入級など個人的な対応をする。」というもので、これまで文京区が進めてきた 「適正就学」という考え方を大転換させねばならない。

○バリアフリーパートナーをはじめとする学校現場での人材確保は急務である。
と同時に学校の理解と協力を得て特別支援教育にスムースに移行するよう、関係機関の取り組みと努力を促す。

◎TTと少人数学習の推進について。
○TT・少人数学習ともに非常勤職員配置の加算。東京都の加配と文京区独自の加配がある。全小中学校に何らかの形で加配されている。 配置の基準は各学校の計画や要望を尊重している。

○昨今は少人数学習加配に対する要望が増加している。それらを受けて国や東京都もTTを廃止し少人数への移行を示している。

○文京区としてはどう考えるか?TTも学校の要望や必要に応じ、残していくべきではないか?仮に少人数に特化していったとしても、 少人数で加配された教員でもTTを受け持てるよう柔軟な対応をお願いする。

17:00 決算審査特別委員会は内容審査の全てを終了、仮決定されました。

 明日は16年度決算の成果を見るべく、区内施設を視察予定。

バックナンバー