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2005年03月10日

マイナス2億3000万円(三位一体改革、現状での影響)

10:00 予算審査特別委員会、第2日目。(第1委員会室)

 今日は主に歳入についての質疑が行われました。
国庫支出金の項で私が質疑に立ちました。15年度から始まった「三位一体改革」の文京区における進行状況とその影響額についてです。

○質疑を通じて確認されたことは以下の通り。
①平成16年度までの文京区における、三位一体改革国庫支出金・補助金の削減額は合計5億2000万円。(保育園運営費・ 児童扶養手当事務費委託金など8事業。)

②削減額に相対して国から委譲された税源は平成16年度現在、2億3000万円。

③補助金削減額と移譲額の差は2億3000万円。この差額は埋められることなく文京区の「持ち出し」となりました。

④来年度17年度の国庫支出金・補助金削減額はいまだ不明。
ただ対象となる費目は国民健康保険・生活保護・児童扶養手当負担金など大物揃い・・・。
文京区における影響もかなり大きくなると予想されます。

⑤一方で17年度文京区に移譲される税源は、これまでの分を含め6億2000万円(推定)。

⑥現状で1億円の余裕はあるものの、17年度の補助金削減が予定通り進めば、来年度も超過負担(マイナス補填)は必死か・・・?

三位一体改革実現の最終年度は平成18年。19年度以降は税制改正の下に
所得譲与税が住民税として移行されることになっています。

⑦削減分と移譲分がはたして「つじつまが合うか否か・・・?」誰にもわからないといった現状に大きな不安を感じざるを得ません。

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