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2004年09月15日

 待機児ゼロ宣言(少子化・青少年対策調査特別委員会)

10:00 特別委員会2日目、防災交通対策調査特別委員会、少子化・青少年対策調査特別委員会の2委員会が平行開催。 どちらの委員会にも所属していないので少子化委員会のほうを傍聴に・・・。

 区からの報告事項は
1.地域福祉計画ー子育て支援計画ーの中間のまとめについて。
2.文京区教育改革区民会議における幼保一元化に関する審議状況について。

 文京区では昨年制定された「次世代育成支援対策推進法」の主旨に基づき、子育て支援計画を大きく改定することにより、 法で義務付けられた行動計画に充てることとしました。子育て支援策は多岐に渡っており、全庁的な子育てに係る施策を統合、 包括する必要性があります。

 今日の報告のなかでも我が区が行っている子育てに関する事業について、細かい質疑が行われました。

 我が会派からは、育成室(学童保育事業)における待機児について品田議員、根本議員が質問。

 育成室に入りたくても入れない、いわゆる「待機児」が出ているようです。
近年にはなかったことです・・・。その数は現時点で10名。
千駄木・本駒込など不忍通り沿いの地域に集中。マンション増加の影響でしょうか・・・?

 待機児はいわゆる「かぎっ子」状態におかれています。生活面においても安全面においても放置できません。 状況の把握と対策を求める品田・根本両議員の厳しい指摘に対し、「現状を厳しく認識して、育成室の新設の検討、 場合によっては前倒しをしてでも対応していく。そして結果として文京区においては常に待機児ゼロの運営を行っていく。」 と福祉部長から答弁を引き出しました。

 折りしも、今日の朝日新聞の1面には学童保育事業の記事が掲載されていました。自治体の対応も様々なようです。

 文京区における合計特殊出生率は平成14年現在0.81。全国平均を大きく下回っています。にもかかわらず、 育成室にはいれない子供達が出現してしまうというこの現状・・・家族形態の変化、ライフスタイルの多様化などなど・・・ 住民の生活にもっとも身近な政府である文京区がこうした変化に敏感でなければと、そう感じます・・・。

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