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2004年05月31日

チャコ姉ちゃんと私。(映画「折り梅」から・・・)

 一昨日(土曜日)夜、フジテレビ系列で特別企画として放映された「折り梅」。

 義母の痴呆に戸惑い、悩みながらも現実と義母の人生に向き合った主婦の実話を映画化したものです。その後、 地味ながらも町から町へと上映の輪がまたたく間に広がってその数は年内に1000箇所、観客100万人を超えようとしています。

 介護の現実がそれほど社会的に大きなテーマになっているということでしょう。

 製作・監督は松井久子さん。

 実は私の母方の従姉(いとこ)です・・・。

母が姉である伯母を頼っていたこともあり、子供の頃私は松井の家によく預けられていました。
 その家の次女が久子さん。当時私は彼女を「チャコ姉ちゃん!」と呼んでいました。いつも明るく、まっすぐな性格で、 今思えば当時の女性としては珍しく自立した女性でした。

 有名都立高校から早稲田の演劇科へ、卒業後は女性雑誌編集や芸能プロダクション関係の仕事と・・・ 華々しい業界で活躍する彼女でした。
その後、テレビ製作や映画制作に取り組んでいるとの話も聞いていましたが、私自身ほとんど会う機会はありませんでした。

 6年程前、彼女の第一作目の作品「ユキエ」の初上映の時に招待を受け10年ぶりぐらいに再会。銀座の小さな映画館でしたが、 来場者ひとり一人に声をかけ見送る彼女の姿が今も忘れられません。

 以来、こうして一作・二作と話題を呼んでテレビで放映されるなんてことはまさか夢にも思っていませんでしたが、 「あのチャコ姉ちゃんが作った映画がテレビ放映される!」ややミーハー的ではありますが嬉しさを噛み締めながら画面に見入っていました。

 あの頃私は4歳くらいだったでしょうか・・・?当時もうすでに大学生だったチャコ姉ちゃんが、 江東区東雲にあった松井の家の庭で私とよく遊んでくれたことを今、思い出しています・・・。

 あれから35年、お互いだいぶ歳をとってしまいました・・・

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