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2004年03月29日

身を立て、名を上げ、やよ励めよ。(新社会人に乾杯。)

 一昨年、NPO主催の「議員インターシップ」に参加。
地方政治について関心のある学生を預かりました。

余伝 雄君(東京大学経済学部4年)と福島直功君(学習院大学法学部4年)の2人(写真)です。

 以来1年近く彼らと共に過ごし、私の思いと現場での仕事を知ってもらいましたし、 ボランティアで私の政治活動も手伝ってもらいました。

 私にとってもいい経験だったと思っています。

 そんな彼らが私の元を離れて1年、めでたく就職が決まった知らせを受け、お祝いの会を催すことに・・・。

 学生時代に別れを告げ、社会人として出発するにあたっては彼らなりに悩みや不安はあるようです。

 当然のことだろうと思います。

 不安や悩みは生きている以上必ずついてまわるもの。
今はただ、焦ることなくそれらを受け入れてじっくり、自分自身を見つめながら人生を考えるべきと伝えました。

 そんな境地に至るまで私は大学卒業後15年以上の歳月をかけてしまいましたが、 彼らはきっと5年いや3年ぐらいの月日でそれらを学ぶことでしょう。彼らと話していてそう感じます。

 余伝君は会社の寮に入寮するため明日愛知県豊田市へ出発します。 福島君も東京で日本最大手旅行代理店の営業マンとしてその配属先を待ちます。

 そして私は末端の地方議員として明日も人々の日々の営みの中で仕事をしていきます。

 それぞれ、時間や場所そして夢は共有できません。しかし、お互いを理解し、悩みや不安を分かち合い、 ともに励ましあうよき友であることは未来永劫変わらないものと確信しています。

 15歳近くも離れた若者とそんな気持ちが共有できたことを誇りに思っています。

 40歳になり初めて人を育てるということの尊さを知りました・・・。

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