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2003年10月07日

主張の違いが鮮明に・・・(決算審査6日目)

 決算審査もいよいよ大詰め。今日は教育費・国民健康保険や介護保険特別会計などの審査に入りました。

 中でも、給食・図書館のカウンター業務の民間委託や介護保険の給付については私達と共産党や市民フォーラムなどの会派とは主張・ 意見が明確に別れました。

 共産党は給食の民間委託には明確に反対。図書館のカウンター業務の委託にも消極的です。私たちは 「民間にゆだねられる部分は民間に任せるべき。」というのが基本的なスタンス。
共産党が主張する給食調理の食の安全性については民ではダメだという根拠は薄いし公的な責任についても、民であれ直営であれ、 一義的には文京区が責任を負うのは当然で、直営でなければならない理由は乏しいと思います。

 殊に図書館のカウンター業務の委託については、民間のノウハウが機能して接遇面でのサービスが向上し、 これまで区民から寄せられていた苦情はほぼなくなったようです。 一方で委託の推進により人件費比率は着実に下がっているという効果を合わせて考えるならば、「民に任せられる部分は民に!」
という方向性は時代の趨勢であり正しいと考えています。

 また、介護保険については制度が導入されて以来年々その給付額や要介護者が増加している傾向が明らかになりました。 今後益々需要が増える中、介護保険会計は大丈夫なのか・・・。
共産党や市民フォーラムは「給付の抑制はするな。」との主張ですが、給付額が増えれば保険料も上昇する。 給付については充実もさることながら「適正化」も求められていると感じます。
 共産党が主張するような「施設は増やせ、サービスはより拡充を、でも保険料は上げるな。」 というような矛盾した議論は通用しなくなっていると思います。

 加えて、文京区では住宅改修などについては介護保険の適用に上乗せして税金を投入して、補助を行なっています。
それを否定するものではありませんが、少なくとも区の財政状況や利用者の所得の実態などを勘案しながら、 所得のある方々には適正な負担を求めていくことは当然なのではないでしょうか?

 今日の質疑では、各会派間においてそんな主張や意見の違いがくっきりと浮き彫りになったような気がします。

 そうした様々な激論もありましたが、増子委員長の名采配もあって決算書に基づく内容審査は予定より早く終了。

 明日最終日は、14年度の決算における成果を検証するために区内の施設などを視察の予定です。

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