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2002年06月25日

少人数私募債(総務区民委員会より)

 今日、総務区民委員会が開かれました。新設される駕町保育園に関わる補正予算をはじめ区長提案による3議案が審議され、 可決すべきものと決し本会議に送られることとなりましたが、 議案審査の前に11件の報告事項がありそれに対しての質疑が各委員より行われました。2月からスタートした「地域活動センターの運営状況」 や「区民サービスコーナーでの証明書の発行状況」「住基ネットに伴う住民票コードの通知」 など各会派意見の別れるところで様々な議論となりましたが・・・
私が注目したのは「少人数私募債発行支援事業」について。
少人数私募債とは中小零細企業が発行する社債のことで、金融機関からではなく個人などから直接資金を調達することを目的としたものです。
長期化する不況下において、金融機関からの資金調達が困難な企業にとっては非常に有効な資金調達の手段となります。 それらの社債の利子を文京区が一部補助をしていこうというのがこの支援事業の主旨です。
全国の自体で初の試みということで期待したいと思っていますが、若干懸念されるのは書類審査での認定や「リスク」についての問題。
区としては当事者間同士の問題として債権・債務の関係には関与しないとのことですが税を投じて補助していくという性格上、 大きな損失や失敗があってはなりません。区としては周知のために説明会を充分に行い、理解と参加を求めていくとの事ですが、 リスクや区民を巻き込んでのトラブルが生じないよう、認定審査や区民への説明などに万全を期すべきものと考えます。

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