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2002年06月18日

宮城県所有地への対応をめぐって(まちづくり委員会より)

 防災・まちづくり調査特別委員会において「宮城県所有地への対応」 について区側より報告がありました。千駄木三丁目(団子坂途中)にある宮城県宿舎は現在閉鎖中で、 県の財政難ということもあり売却を予定しているとの事。
そんな中、宮城県より文京区に当該土地購買の意思について打診があったそうです。区としては「土地の取得については財政上、当面行わない。」 との基本方針を打ち出していたのですが・・・。
 当該土地には隣接して鴎外記念図書館・および旧汐見出張所があり、当該土地を購入することにより図書館や区民サービスコーナーを併設・ 施設の有効利用が図れること。また、近隣に所在する日本医科大学が「療養型病床群」を建設したいとの意向を受け、 共同購入することにより区民施設と民間医療施設の合築が実現し、区民サービスや福祉の向上に資すること。
そうした視点から区が日医大との共同購入を検討する旨を明らかにしました。
委員会においては、各委員より施策の優先性や財政的な課題について質疑もありましたが、 私はこの件については積極的に推進していくべきものと考えます。
土地の取得については、区内未利用および低利用地を売却して充当し、建設費については起債やミニ公募債また、 PFIも視野にいれて検討を進めるとの事。
財政的な不安は若干あるものの、こうした試みは初めてのことであり公有地に関わるプロジェクトととしては積極的に検討し区民のために実現・ 成功させるべきものです。
 委員会の中でも概ね理解され、その了承を得たようですが、今後宮城県との交渉や日医大との調整・ 財源対策としての未利用地の売却など多くのハードルを越えていかねばなりません。 後退することなく速やかにこのプロジェクトが推進されるよう希望していますし、区民にも歓迎されることを望みます。

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